ネオコンと国連との関係。

 前回までは英米仏が国連を支配している現状や英語やフランス語に特権を与えて自分たちの情報拡大に寄与した事について語りました。

 そしてその中で潘基文がサウジアラビアに金に屈して国連全体を咎めた事を述べた続きです。

 では何故、潘基文が事務総長になれたのかについて説明しましょう。


 潘基文事務総長は、廬武鉉政権時に外交通商部長官をしていました。

 そしてその彼がアメリカのジョージ・W・ブッシュの推薦により国連の事務総長に選ばれ、国連を支配しました。

 そしてこれで米韓FTAがどうして廬武鉉ノムヒョン政権時に可決されたのでしょうか?

 その答えには潘基文が関与しています。

 何故、彼が米韓FTAを推進派だったかというと彼はアメリカのハーバード大学でも英語が苦手だったからブッシュやアメリカのネオコンなどが手駒氏として動かすにはちょうど良い手先だった。

 そして廬武鉉政権時に米韓FTAが開始されると彼がアメリカとの忖度によりアメリカに非常に良い自由貿易を推進した事も多かれ少なかれあるでしょう。

 そして、廬武鉉政権時に米韓FTAの条件がアメリカにとって非常に良かった為、ブッシュは推薦して国連に忖度して彼を事務総長にしたわけだ。

 当時はロシアとの関係もそこまで悪化していた訳でないので常任理事国5ヶ国(英米仏露中)が全会一致で彼を事務総長に選ばれた。

 当然、潘基文はブッシュ一族やヒラリークリントンとはパイプが太く彼らを支配する統一教会との影響も強かった為、統一教会やアメリカネオコン(ブッシュ、クリントン一族などのアメリカの100の家族)の忖度により国連を彼らの支配下にさせる事を前提に国連の事務総長に任命された。


 つまり、潘基文とブッシュ一族は関係が深く、彼のお陰で国連をネオコンの支配下に没落させ、イラク戦争に対するアメリカの責任を否定し、シリア戦争を始めてしまった。

 その結果、シリアの秩序は崩壊し、そこにテロリストを蔓延らせる要因になった。

 当然、ブッシュ一族や軍産複合体などのネオコンはアメリカが支援するテロ組織「ダーイシュ《ISIL》」、「ボコ・ハラム」などを蔓延させ、ワッハーブ派の思想の元でスンニ派イスラム以外を次々と殺害したのであった。

 ワッハーブ派の背後にはサウジアラビアが存在し、スンニ派イスラムは欧米の意向でテロ組織を支援してきた。

 サウジの他にトルコ、イスラエル、カタール、ヨルダン、UAE、バーレーン、クウェート、エジプト、そしてアメリカやフランスなどの欧米が支援する事によりテロ組織は拡大してきた。

 一方、同じイスラムでもイランを中心とするシーア派はISILなどのスンニ派から迫害対象になり、イスラムでありながら多神教扱いされ、迫害された。


 そして彼は2016年(平成28円)6月中旬頃、一旦、イエメン侵略でブラックリストに入れていたサウジアラビアに対してお金で忖度した影響で、国連の信用は失墜。北朝鮮やイラン、ロシアなど中東を始めとした反米国家からは敵対される結末となった。今の国連は北朝鮮にとって脅威じゃないのは当然の経緯である。

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