英米仏に都合の良い国は優遇、反英米仏国家には厳しい姿勢を取る国連。

 今回は国連事務総長を選ぶ際には英米仏の利権で動いている事について書いていきます。

 前回は、潘基文が選ばれたのは米韓FTA等アメリカの意向に沿って動いた廬武鉉政権の影響で事務総長になれた事を指摘しました。

 今回は潘基文の母国、韓国などを始めとする国連の親英米仏国に対して非常に優遇する事について述べていきます。


 国連の姿勢で問題視されているのは親英米仏国家に対して非常に優遇し、反英米仏国家に対してはかなり酷い姿勢を取る事です。

 これは日本が国連で拠出金を出してもかなり厳しい姿勢を取る事にも類似しています。

 最も、これは敗戦国の日本のみならず戦勝国の露中についても実は同じような行動を起こしています。

 何故、同じ戦勝国である露中に対しては非常に厳しいのか?

 それは中東などアメリカの政策を妨害した事が非常に大きい事が上げられます。

 実際、国連の特にイスラエル関連の決議では露中はイスラエル制裁を肯定するのに対し、英米仏、特にアメリカはイスラエル擁護の姿勢を取っている事からも伺えます。

 又、常任理事国(英米仏露中)が1国でも反対すれば決議が抹消されるのでイスラエルにとってはアメリカだけが擁護すれば他の国の決議を可決しても、それ無視して簡単に破棄できる事を知っているので彼らにとっては国連の決議など意味のない決議だと認識しているのです。

 又、イスラエルやアメリカと仲が良い、サウジアラビアも石油成金オイルマネーを利用してイエメンでの戦闘に対してブラックリストを入れられても後に事務総長に対して圧力をかければ簡単に外される事を理解しているので決議などを無視して行動してしまう。

 こういう経緯から国連は戦勝国、敗戦国というくくりでなく親英米仏・反英米仏という括りで扱いがかなり違ってしまうのです。


 それ故に英米仏の都合の良い機関へと成り下がり、彼らの支配層に都合の悪い情報は隠蔽されるのです。

 ですから、国連を変えたい国は素直に国連に残らず、露中を中心とした新国連に加盟した方が望ましいと言えます。

 何故なら、麻薬犯殺害を表明したドゥテルテ大統領は国際機関から非難され、国際刑事裁判所もロシアや中国に対しては非常に都合の悪い姿勢を取りながら欧米の紛争の幇助を進めてきたからです。

 結果的に国際機関から脱退する国が増え、欧米的な価値観が崩壊するのは至極当然の事となります。


 勿論、これは露中だけでなくフィリピン、イラン、トランプ政権のアメリカ、日本、ドイツ、インド、ブラジル、南アフリカ、イタリアなどにも同様の事がいえます。

 つまり、英仏やオバマなどのアメリカ支配層が国際機関を美化してこの世界を征服しようとしただけに過ぎないのです。

 それ故に、国際機関から脱退しても初めは辛いが、後に国益に繋がる行動が出て国を良くしていくのだと思います。

 それ故に、国連は時代遅れの組織へとなり果てているのです。

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