発達障害の女、獣医師として生きる

作者 ひよく

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★★★ Excellent!!!

私は発達障害児と関わる仕事をしていますが、発達障害とひとえに言っても、十人いたら十人とも状態がまったくちがいます。

作者様がこうして自分の生活をリアルに、そして忠実に書くのは、とても勇気がいることだと思います。ですが、障害を持つ人たちにとっては、励みにもなると思います。

子供は夢を見ます。学生は将来で悩みます。ですが、自分が障害を持っていると自覚している学生の中には、絶望に近い感情を持つ子もいるでしょう。

見習うべき大人がいないからです。障害を持っていても、辛いこともあったけど、今、頑張っている。楽しいこともある。そう書いている作者様は、どう思われるか分かりませんが、いま、障害を持っていて、将来を思い悩む学生にとって、先を行く先生であり、ヒーローです。応援しております。

★★★ Excellent!!!

ご本人もさることながら、ご主人やご家族、カウンセラーさんや院長さんやご友人の方々など、それぞれの視点から物事をしっかりと見つめ、考え、行動されている姿が、目に浮かぶようです。
有能優秀と注目を集める誰かたちよりも、誰かに寄り添える眼差しをお持ちの方々が増えることで、世の中は柔らかさを保ち、生きてもいいのかなと思える場所になっていくように思います。

★★★ Excellent!!!

発達障害と診断された獣医師の女性の結婚までの物語。

発達障害のことが詳しく書いてあり、福祉関係者に読んでいただき、是非ともこれを福祉の資料として取り扱っていただきたいと思いました(^^)

もし、福祉に興味のある方がこのレビューを読んだのであれば、これを2回ほど読めば、発達障害者の抱える苦悩がよくわかるであろうと思います!

福祉の道に従事する人間に一度読んでほしい物語です^_^

★★★ Excellent!!!

興味に偏りがあって、興味があることは突き詰めるけれど、興味がないことには気が回らない。みんなが当たり前にできることができなかったり、パニックになったりする。人とのコミュニケーションが苦手で、社会で普通に生きていくことが難しい。

発達障害であると診断されている主人公が、社会に出て、何度も転職したり、鬱病になったりしながら、自分は何が得意で、何が苦手なのかを見つめ、獣医師になっていく。さらに恋人ができて、婚約するまでを描く、実体験に基づくストーリーです。

主人公の今日子は著者さん自身をモデルにしているそうですが、客観的に、穏やかに書かれていて、発達障害についてよく分かるのと同時に、とても勇気をもらえます。

「生きづらさ」を感じている人はぜひ読んでみてください。

★★★ Excellent!!!

私も発達障害を持って働いています。

主人公と同じように社会に出てから発達障害だということが判明し、二次障害に苦しんだ時期がありました。

このお話は当事者から見てもとてもリアルで、つい頷きながら読んでしまいました。これから主人公がどのように歩んでいくのか、楽しみです。

★★★ Excellent!!!

とても胸に来る出だしで始まり、発達障害を持つ主人公の
行動が綴られて行きます。

主人公の一人称ではなく客観的な俯瞰で語られてますので、
よく巷で言われる障がい者を扱った『感動ポルノ』とも
また違う雰囲気です。

着地点がどうなるのかが気になる作品です。

作者様が獣医師さんとのことなので、
その方面での詳しいお話が今後、物語にどう影響するのかも
追って行きたくなります。

ぜひ皆様も、この作品を応援してあげてください!