第46話 ブエノスアイレス空港
初めてで、おそらく最後の南半球。
アルゼンチンのブエノスアイレスに着いたのはニューヨークからの夜行便だった。
午前中に到着し、なんとなく眠い状態でありながらも空港はそれなりに混んでいて、
入国審査はあっさりと過ぎたけれども、どういう基準で選ばれているかわからない税関検査で少し手間取った。
7月のアルゼンチンである。
日本やニューヨークは、もうかなり暑い時期だったのでうっかりしていた。
日本で行けば十一月半ばといったところか、時間も季節も日本とは真反対の状況は、
なかなか体には馴染まなかった。
南米と言うより、ヨーロッパの雰囲気のあるアルゼンチンだった。
スペイン語圏ということもあり、なんとなくボーッとした感覚のまま過ぎてしまった。
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