平和な日常の背景に溶け込む機械兵士の姿
- ★★ Very Good!!
公園の片隅にぽつんといる機械兵士。
戦争が終わって30年、今は公園の遊具と一緒の扱いを受けている。
主人公の語り部は現代日本にもよくいるタイプのサラリーマン。
機械兵士をぼんやり眺めている。
特に事件事故が起こる話ではありません。
でもどこか優しい。
主人公が課長に出世したように、機械兵士にも立て札が立てられてちょっと偉くなる。
何でもない平和なラストが心にじんわりきます。