自殺少女と殺人鬼

作者 成成武器

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★★ Very Good!!

『飛ぶこと』に憧れ死を選ぶ少女。しかし「飛びたいなら落下ではなく、地が足から離れる首吊りでなければおかしい」とする殺人鬼さんに阻まれ、彼と彼女の奇妙な生活が始まる……。
そうした作品の冒頭から発揮される、自殺少女の独特の思想や視点が面白かったです。物事に対する考え方が豊富であり、その中で『死ぬための新たな人生を始める』という個性的なお話でした。
オリジナリティに溢れる内容だったと思います。
二人の奇妙な同棲生活と、その結末が気になる内容でした。

★★★ Excellent!!!

(現在UPされている4話まで読んでのレビューです)

自殺志願の少女を拾ったのは殺人鬼――。二人の関係は、飼う者と飼われる者、殺す者と殺される者。

暗闇で進むような物語。それを描写する筆致は確かで、殺人鬼の狂ったような格好良さが引き立ちます。この先どうなるか分からない、予定調和の物語では終わらない予感がします。

★★★ Excellent!!!

 この物語は、主人公の少女の視点から物事が描かれていきます。
 少女、つまりは作者の情景の表現描写が好きでした。物事を端的に言い表しつつも、独特の感性で切り取られる風景、事象、情景。
 作者は書くことに大分手馴れていると思いました。
 これからの二人の関係性にも期待が持てます。

★★★ Excellent!!!

だんだん痛くなってくる感覚と言いましょうか、随所随所においてそれを感じることがあります。書き方と世界観のバランスがとれているからかもしれません。
何より二人の関係性が変わらないようで変わっていく姿がとても印象的です。
〈殺人鬼〉の得体の知れなさと〈自殺少女〉の本質の部分がどうなるか非常に楽しみです(17話時点)

書き方に関しても世界観に合った読みやすさで、疑問を抱かせることは多くないです。
一読の価値はあり。あまり読まないジャンルではありましたが読めました。おすすめです。