第111話キャリア
木村未夢は、人一倍細かい事が気になるタイプだった。。
不眠不休が
未夢がいる課は未解決というより放り投げられた事件に再びメスをいれる仕事だった。
しかし名ばかりの課で鈴木章課長と交通課から飛ばされて来た新米舞子と未夢の三人だった。
しかも地下にあるのだ。
掃き溜めである…。
そんな課でも未夢はマイペースである。
あらゆる未解決事件があると毎日、調べている。
ほとんどが時効であるが。
その中に冤罪らしきものに気がつくと未夢は鈴木課長に掛け合う。
「うーん、犯人もう罪を償って社会人だと思うよ。」
「それでも直接会って直接聞きたいのです。」
それが未夢はモットーなのだ。
××高校の校長に話を聞ける事になった
喫茶店で。
「冤罪ですか…。」
「わたしの想像なので。」
「当時、わたしは教頭で全ての対応を任されていました。」
「一人の生徒が学校の屋上から飛び降りてからさらに?」
「はい。ストレスはピークでした。わたしのくだらない直感ですけどあれは殺人事件だと思っています。」
「やっぱり、そうですか。」
元校長に会った帰りに剣の交番に寄った。
「久しぶりだね、姉ちゃん。」
「うん、そうだね。」
事件の事を話してみた。
「俺は、いじめとか分からないからな。その当時の担当刑事に聞いてもムダかな…。」
「ナイスアイデア!あんたって小さい時から何か不思議な能力持ってるよね。」
「姉ちゃん、だからって単独行動は気を付けてね。」
「らじゃー!」
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