第95話木村梓


太郎が家に帰って来るとルナ、レナが走り寄って来た。


「おかえり。」


「ただいま。」


梓は、太郎の少しの違いが分かる。


「事件ね?」


「さすが、あずあず、やっぱり分かる?」


「うん、どんな事件?」



事件内容を聞いた梓は


「薬剤師か、研究員に絞られてくるよね…。でも、どんな薬物が分からない…。」


「そこなんだよね。どんな成分か分からない…。」


「後は、学校関係者に当たるかな。」


梓は、太郎の頬っぺたを伸ばした。


「分かってるよ、みんなにも協力してもらってちゃんと話して事件を解決します。」

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