The Otherside of the Borderline 41

 放置された喰屍鬼グールは次の生贄を求めてアパート内を徘徊し、起き出してきた住人を喰らって仲間を増やし、やがてこうしてアパートから出てきたのだろう。

 ここにいた喰屍鬼グールたちは激しく損壊した死体がその大部分を占めていたから、吸血鬼が直接襲った犠牲者ではなく喰屍鬼グールが襲った犠牲者の死体だろう――吸血鬼に襲われた死体は損壊が激しいと噛まれ者ダンパイアにも喰屍鬼グールにもならないが、喰屍鬼グールに襲われた死体は損壊の程度にかかわらず、その死体の視床下部さえ無傷で残っていれば復活する。

 明日の夕刊には、一体何世帯が同時に姿を消したと記載されることか――そう考えると憂鬱になる。

 公園を挟んで向かい合わせにアパートが建てられているので、ここからでも扉が見える――ひとフロアの扉が六個。アパートは六階建てだから、ふた棟合わせると部屋数の合計は七十を超える。

 そのすべてが親ふたり子ふたりの核家族であるとは考えにくい――独り身の者も無論いるだろうが、同様に親ふたり子供十人の野心的家族な可能性もあるわけで、したがってここでアルカードに殺されたので全部かどうかはわからない。マンション内部にまだ喰屍鬼グールが残っている可能性もある。

 これを全部探索するのは面倒だな――胸中でそうつぶやいて、アルカードは短鎗ショートスピアをハーネスに戻した。

 喰屍鬼グールが厄介なのは吸血鬼に噛まれて喰屍鬼グールになった個体か、それともほかの喰屍鬼グールに喰われて喰屍鬼グールになった個体かにかかわらず、上位個体の吸血鬼やその喰屍鬼グールを喰い殺した喰屍鬼グールが死んだからといって一斉に死んだりはしないことだった――いったん喰屍鬼グールとして蘇生してしまえば、彼らには上位下位の序列は存在しない。

 たとえその喰屍鬼グール群の発生源となった最初の喰屍鬼グール、あるいはその最初の喰屍鬼グールを作り出した吸血鬼が死んだとしても、喰屍鬼グールたちは屍に還ること無く、獲物を求めて彷徨い続ける――噛まれ者ダンパイアと違ってドアノブを操作して扉を開けたりといった知恵は働かないので、室内に閉じ込めておけば窓を破って出てこないかぎり外に出てくることは無いのだが。

 まあそうはいっても、それはつまり日の光の当たらない場所にいれば勝手に死ぬことも無いということでもある――喰屍鬼グールには扉を開けたりといった単純な操作はもちろん、自動車を乗りこなすことも出来ないが、本能的に日光を避けて日陰に隠れる程度のことはする。

 一応調べておくしかないか――胸中でつぶやいて、アルカードは溜め息をついた。グリーンウッド家の『魔術教導書スペルブック』を持ってきておくべきだった――嵩張るから普段はあまり持ち歩かないが、今度からは面倒くさがらずに持ってくることにしよう。

 まあそれはともかくとして、『魔術教導書スペルブック』が駄目となると、残る選択肢は――

 を見下ろして、少し考え込む――まあ、索敵程度ならどうということも無いが。

 ただそれはともかくとして――

「……喰屍鬼グール、増えすぎじゃねえか?」 そんなことを声に出してつぶやいて、軽く腕組みする――ここにいるのは全員喰屍鬼グールだ。アルカードが島崎真美子を殺したあの地下駐車場には、喰屍鬼グールのほかに島崎真美子の犠牲者とおぼしき噛まれ者ダンパイアがふたりいた。

 少なくとも香坂は噛まれ者ダンパイアの下位個体を大量に持っていたから、そこそこの能力を持っていることは間違い無い。そして、島崎真美子はおそらくそれより位階が下になる。

 香坂が月之瀬にじかに噛まれたのかどうかは今のところわからないが、もし彼が月之瀬の下位個体ではなくもっと下の下位個体であったなら、事態はなかなか厄介なことになる――そして同時に、思ったより月之瀬攻略は面倒かもしれない。

 それにしても――

 気になるのはここにいる喰屍鬼グールどもだ。

 ここにいた喰屍鬼グールのほとんどは、死体がぼろぼろに喰い荒らされていた――喰屍鬼グールは不思議なことに、吸血鬼に噛まれて死んだ遺体の中で喰屍鬼グール噛まれ者ダンパイアの適性を持つ死体には手を出さない。

 吸血鬼にじかに血を吸われて喰屍鬼グールになった個体は上位個体である吸血鬼に肉声で命令された場合に限り、喰屍鬼グール噛まれ者ダンパイアの適性を持つ死体を餌にすることがある。だが彼らは本能的に喰屍鬼グール噛まれ者ダンパイアとして復活する遺体とそうでない遺体を見分けられるのか、ほかに餌となる生きた人間やその死体が無い状況であっても喰屍鬼グール噛まれ者ダンパイアとして復活する遺体には目も呉れず、そこらを徘徊して獲物を探し回る。

 したがって吸血鬼に血を吸われて死んだ犠牲者の遺体が先に動き出した喰屍鬼グールたちに囲まれていても、その遺体が吸血鬼や喰屍鬼グールとして復活する遺体である場合、遺体は綺麗なままだ。

 一方で喰屍鬼グール噛まれ者ダンパイアとして蘇生遺体は普通に餌にするので、蘇生する遺体とそうでない遺体を区別するもっとも手っ取り早い方法は吸血された死体の横に喰屍鬼グールを放り込むことだ――これは周りに喰屍鬼グールがいるときだけ出来る、割と簡単な識別の仕方ではある。

 もっとも適性を持たない遺体は喰い散らかされてしまうので、あまり意味は無い――首を切り落とすか頭蓋を砕いたほうが早い。

 そして吸血鬼に襲われて死に、喰屍鬼グールもしくは噛まれ者ダンパイアとして復活した遺体が吸血痕以外の損傷が無く比較的綺麗なのに対し、喰屍鬼グールに襲われて死亡した人間の死体が喰屍鬼グールになった場合は生きている間に喰屍鬼グールに全身を喰い散らかされているために、視床下部を残してぼろぼろになっている場合が多い。

 つまりここにいた喰屍鬼グールどもの九割がたは、喰屍鬼グールに喰われた結果喰屍鬼グールになったのだ――小泉純一よりもっと弱い、吹けば飛ぶ様な雑魚吸血鬼に血を吸われた結果ではない。

 でもなぁ――これってつまり、吸血鬼がじかに噛んだ被害者がほとんどいないってことなんだよな。

 胸中でつぶやいて、腕組みする――仮に小泉純一以下の生まれたての小鹿みたいにプルプルした弱小吸血鬼であっても、仮に噛まれ者ダンパイアどころか喰屍鬼グールを増やす力すら持っていない超絶雑魚であったとしても、アパートふた棟ぶんの住人を自分ひとりでまるまる完食したならそれなりの力は得られる。

 そもそも、喰屍鬼グールは吸血鬼の自己強化にはなんの役にも立たないのだ。

 以前にも述べたことだが、吸血鬼が自己強化に下位個体を利用しようとする場合、喰屍鬼グールを作ることにはまったく意味が無い。

 下位個体の吸血鬼が人間を襲って血を吸った場合は上位個体は下位個体が獲物から奪った魔力の大部分を奪い取ることが出来るが、下位個体の喰屍鬼グールは喰った獲物から魔力を奪ったりはしないので、当然上位個体に還元される魔力もゼロだからだ。

 はっきり言ってしまえば、喰屍鬼グールなどというのは吸血鬼にとってはさして意味の無い存在なのだ――いてもたいして変わらない、どころか生きた人間を襲って吸血鬼の獲物を減らすという意味では邪魔にしかならない。

 ここにいた喰屍鬼グールは、その大半が喰屍鬼グールの摂食によって変化した喰屍鬼グールだ――つまり、吸血鬼が自分で噛んだわけではない。

 吸血鬼の噛んだ人間が喰屍鬼グールになることはあっても喰屍鬼グールに喰われた人間が噛まれ者ダンパイアになることは決して無いので、喰屍鬼グールを野放しにすることによる吸血鬼のメリットはなにも無い。

 だから吸血鬼ライフにある程度慣れてきた吸血鬼の場合、下位個体が喰屍鬼グールになって蘇生したら即座に殺してしまうことも珍しくない。

 まとめてしまうと吸血鬼は仲間を増やすときは必ず噛まれ者ダンパイアを作る、少なくとも作ろうとする。

 そうすればたとえ上位個体の意向に従わなくとも、勝手に街を徘徊して人間を捕食していく下位個体から魔力を吸い上げることで、吸血鬼はみずからが表に出ずに力を蓄えることが出来る。みずから血を吸って歩くより、そのほうがずっと効率がいい――下位個体ダンパイアが増えれば増えるほど、単位時間あたりに吸い上げられる魔力の量は多くなる。

 どのみち根本的なところで、彼らは主が下すもっとも根本的な命令――殺して血を吸えという命令に逆らうことはかなわない。それに、蘇生後一週間程度は、噛まれた被害者は――自分自身の失った血液を吸血によって補おうとするために――強烈な吸血衝動に苛まれる。少し毛色の違う吸血鬼であるアルカードの場合、それはほとんど感じられないものだったのだが。

 フィオレンティーナの場合は、彼女も吸血衝動を感じてはいないはずだ――もっとも、それは彼女に飲ませた血液を介して、アルカードが吸血衝動を力ずくで抑え込んでいるからでしかない。もしも極端に距離が離れたり、アルカードが生理活動の一環――睡眠ではなく頭部への衝撃などによって意識を失ったりすれば、フィオレンティーナは短時間ではあっても吸血衝動に苦しめられることになるだろう。

 だが、通常の吸血鬼は噛まれ者ダンパイアとして蘇生した下位個体の吸血衝動を抑制する様な真似はしないはずだ――吸血鬼はよほどの出来損ないでない限り、噛まれ者ダンパイアを増やしたほうがいいことを本能で理解している。

 だが、ここにいるのは喰屍鬼グールだけ。それも、数人を除いてすべて喰屍鬼グールの犠牲者だった――つまり吸血鬼は数人を喰っただけで、残りは放置して去ったのだ。深夜でほとんどが寝静まっている、襲い易い獲物ソフトターゲットだというのに。

 なのに、吸血鬼はなぜ喰屍鬼グールを放置してここを去った? たとえ全員が喰屍鬼グールになったとしても、どうせなら全部喰っていけば、少なくとも自己強化の役には立つのに。

 急速に接近しつつある脅威――俺に怖じけて逃げたのか? 否――これだけ喰屍鬼グールが増えているということは、吸血鬼の下位個体としての最初の喰屍鬼一匹目が蘇生してから相応の時間があったことを示唆している。

 つまり吸血鬼は数人だけ血を吸ってから、すぐに立ち去ったのだ――ほかの人間には目も呉れずに。あとは動き出した喰屍鬼グールどもが扉なり窓なりから外に出て騒ぎを起こし、様子を見に出てきた住人たちを次々と喰い散らかす、そんなところだろう。

 無論、そんな行為に意味は無い。だが、もしここで喰屍鬼グールを作った吸血鬼が自分たちが結界に隔離され、獲物ハンテッドとなっていることに気づいていたら――

 そこで思考を中断する――文字通り手で触れられそうなほどの至近距離に、気配がひとつ生じた。極めて小さな小さな気配――攻撃の瞬間に、殺気が抑えきれずに漏れてしまったのだろう。

 、か――

 ひゅ、と耳元で風が鳴る。振り返った視界に大映しになったのは、街燈を照り返して輝く軌跡を虚空に刻み込みながら肉迫する日本刀の刃だった。

「――ッ!」 この数百年のうちに両手で数えられるほどしか感じたことの無い焦燥に意識を焼かれながら、アルカードはウォークライを公園の地面から引き抜いた。回避行動は止めていない――止めていない。体をねじって日本刀の軌跡から抜け出し、体の回転で加速しながらウォークライを振り抜く。

 眼前を日本刀の鋒が薙いでいく――次いで一瞬遅れて、ウォークライの銃剣の鋒が。攻撃者はこちらの斬撃の軌道で腕を斬られるのを嫌ってだろう、後退している――銃身の軸線上に攻撃者の姿が重なった瞬間を捉えて発砲したが、攻撃者は(おおむね予想通りに)その射撃を躱した。

 正確には銃身をはたいて、射軸の方向をずらすことで対処したのだ――銃は直線軌道でしか攻撃出来ないから、単純に軸線をはずしてしまえばそれで終わりだ。

 ウォークライの銃身は長いから、ちょっと手を伸ばすだけで簡単に対処出来る。

 攻撃者がそのままその場で一回転し、地面を削り取る様な低い軌道から寄せ斬りを繰り出してくる。斜めに斬り上げられた一撃を、アルカードはわずかにバックステップして躱した――街燈の白熱電球の光を照り返したオレンジ色の軌跡が、視界を斜めに割っていく。引き戻していたウォークライを応撃のために強振したが、攻撃者は上体を仰け反らせてその一撃を躱している。

「――イィィィィィヤァァァァッ!」 咆哮とともに――攻撃者はその状態から上体を復帰すると同時に、刺突を繰り出してきた。動体視力に優れたアルカードにさえ、複数の鋒が同時に見えるほどの速さで繰り出された連続刺突――三、四、五。

 だが本命は五撃目で、残りはいずれも届いていない――当然だ、彼が認識する間も無く刺突で撃ち殺せるのならば、初撃だけで十分だ。

 アルカードは攻撃者の繰り出してきた刺突を躱し様に、刀の横腹を手で払いのけた――踏み込むと間合いが詰まりすぎるので、前進はしない。上体の捻転と肩と腕の動き、腰と膝、足首のひねり込み、重心移動で発生した刺突は、しかし襲撃者の羽織った黒いコートを貫いただけだった。

 その後に続く横薙ぎの一撃も読んでいたのだろう、攻撃者は追撃を易々と躱して間合いを離した。

 速いな――称賛の言葉を胸中でつぶやいて、ウォークライを構え直す。

「その短鎗」 眼前に立っていた攻撃者が、不意に口を開いた。動きが止まったので、攻撃者を仔細に観察する。

 黒い着流しの上からところどころ血で汚れた白いコートを羽織った白髪の男だ。着流しの裾から覗く足は足袋と草鞋、それにタイツで覆われている。よく見ると、上半身も着流しの下にタートルネックになったタイツを着込んでいるのがわかった。

 彫りの深い顔立ちに、感情の擦り切れた深紅の瞳。年齢は四十前に見えたが、彼ら一族の外見年齢など当てに出来たものではない。一族の年を取る速度がみんな一緒だとしたら、香坂よりは若いのだろう――百八十歳のあの老人が顔だけなら八十くらいに見えたから、この男は単純に計算すると百二十歳に手が届く、というところだろうか――否、それで考えるとあの桜嬢だっていくつなのかわかったものではない。

 平均的に加齢するわけではないのなら、やはり外見からの判断は当てには出来まい。

 得物は日本刀――時代劇に出てくる様な打刀拵の鞘を腰に差し、右手にかなり長大な刀身を持つ刀を手にしている。地上戦、市街戦を想定してかなり短く作られる様になった時期に作られたものではない――おそらくもっと昔、今の状態よりもっと長い刀身を持つ太刀として作られた刀の刀身を切り詰めて、外装を交換してあるのだ。

 というか――

 また全身タイツか。胸中でつぶやいて、アルカードはげんなりと溜め息をついた。なんか縁でもあるの、俺?

 だがそれより重要なのは、この男の魔力だった――この気配は先ほどまでこの公園内で彷徨していた喰屍鬼グールたちのそれに酷似している。つまり、この公園内にいた喰屍鬼グールたちの最初の犠牲者、一番最初に喰屍鬼グールとなった一体を喰屍鬼グールに作り替えたのはこの男だ。

 錆びた金属が擦れ合う様なかすれた声で、男が続けてくる。

「黒禍と紅華、だな? なぜおまえが持っている?」

 黒禍と紅華を知っている――香坂から奪い取ったハーネスで腰から吊った二本の短鎗に一瞬意識を向けてから、アルカードは適当に肩をすくめた。片手で顔を覆う様にしてすっと目を細め、

「なるほど、おまえも月之瀬君の関係者か。察するに、綺堂に差し向けられて返り討ちに遭った刺客のひとりだな? おまえの写真は見たことがある――笠神熾狼かさがみしろうだったな、たしか」

 その言葉に、男――笠神が眉をひそめた。

「貴様――」 言葉が終わるよりも早く、笠神が地面を蹴る。

「――何者だッ!」 その声と同時に繰り出されてきた刺突を、アルカードは左手で右側に払いのけながら左側に踏み出した。すでにウォークライは左肩に巻き込んでいる――外側にステップしてウォークライの間合いを作り出し、彼は上半身をひねり込んで笠神の首を刎ねる軌道でウォークライの銃剣を振るった。

 攻撃に失敗した時点で、笠神はこちらの間合いから逃れている――ウォークライの銃剣の鋒は、笠神の首筋をわずかにかすめるだけに終わった。 

 小さく舌を打ったとき、いったん間合いの外側に逃れていた笠神が再び地面を蹴った。

「――イィィィヤァァァァッ!」 咆哮とともに――繰り出されてきた袈裟掛けの一撃を、ウォークライで受け止める。

 次の瞬間には――ウォークライのステンレス鋼製の銃剣の刃が火花とともにまるで紙の様に切断され、続いて返す刀で繰り出されてきた一撃で銃身も七割がた斬り飛ばされていた。

 ――チィ!

 毒づいて、随分となって――代わりにクイックの利く様になったウォークライを据銃。

 耳を聾する咆哮ウォークライとともに――ウォークライが(装薬が銃身内部で燃焼しきれなくなったために)先ほどまでよりずっと派手な銃口炎と弾丸を吐き出した直後、ウォークライのレシーヴァーとシリンダーが斜めに斬り飛ばされた。振り抜いた日本刀を切り返してきた笠神が、そのまま返す刀でレシーヴァーを斬ったのだ――銃身を斬られたのに気づいた瞬間に後退していなければ、その一撃で腕まで斬り落とされていただろう――ここまで深い間合いにまで踏み込まれ、自分の武装を破壊された経験はさほど多くない。

 ――なかなかやるな、若造!

 火薬の滓が顔に当たって顔を顰めながら、後退する――ウォークライのグリップを手放しながら舌打ちし、アルカードは調子づいてさらに踏み込んで追撃を仕掛けてくる笠神に向かって構え直した。

Aaaaaaaalieeeeeeee――アァァァァァァァラァィィィィィィィィ――ッ!」

 咆哮とともに、前へ――こちらが素手のまま仕掛けてきたことに警戒したのか、笠神の踏み込みが一瞬だけ遅くなった。だがすぐに思い直したのか、そのまま苛烈に踏み込んでくる。

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