ツイステッド

作者 三宅 蘭二朗

39

14人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

現状がわかりやすい文章。
そして深みのある内容。
読み終えた後はSF映画を観終わったあとのような心地があります。
読みやすく、それでいて緩急があり、ときおりクスっと笑えます。
ぜひこのレビューを読まれた方は読んでみてください

★★★ Excellent!!!

怪物になってしまう疫病が蔓延した近未来に、患者を「殺処分」する政府機関と、戦い(物理)を通じて「治療」する非公認組織(零細)があり、主人公は後者に所属する女医・・・という世界観。
最初の数話でこれがとても派手にわかりやすく伝わってきて、これから一体、機関と組織のあいだで何が起こってしまうんだ・・・疫病とは一体・・・?とわくわくさせられます。
何より、主人公の女医という設定に絡めた世界観の説明が本当に好き!見習いたいと思わせられました!まだ途中までしか読んでいませんが、続きが楽しみです!

★★★ Excellent!!!

ヒトを怪物に変異させる未知のウイルスによって荒廃した世界。
混乱を生き抜いた人々は集住して、メガロポリスを形成する。
そうした大都市の1つ、トーキョーを舞台に医師団が奔走する。
無法地帯のウラハラジュクで起こるパンデミックを止める為に。

超大型バイクを駆って戦う女医、「赤ずきん」ロッサが格好いい。
ロッサの相棒がアンドロイドのピノキオ、元締めがゼペット博士、
といった具合に御伽話が登場人物のモチーフであるのもお洒落だ。
手に汗握る戦闘、息を呑む展開の連続が面白く、惹き付けられる。

合理的で正しい判断だけが人間社会にとって価値を持つのなら、
ウイルス感染源であるスラムなど丸ごと「殺処分」すればよい。
いや、果たして合理性こそが真に正しいといえるのだろうか。
患者を助けたいという感情的な正しさを信じる道はないのか。

患者の殺処分をおこなう行政機関、特Aとのせめぎ合いの中で、
ロッサたち「聖域なき医師団」はパンデミックの裏に潜んだ
何者かの意志に気が付き始める。戦いは今だ熾烈な渦中にある。
凄まじい荒療治を施すドクターたちの運命から目が離せない。

★★★ Excellent!!!

この作品を読みはじめて一番に、ヒロインのロッサの格好良さに惹きつけられました。
変異ウィルスに感染して見境なく人を襲う怪物に変容した感染者を体を張って治療する強さや、予後のケアや感染者の家族にまで気を配る優しさ、そして大型バイクを駆る姿を見るうちに、気づけば夢中で彼女の活躍を追いかけていました。

この作品は、人を怪物にかえてしまう変異ウイルスのパンデミックから立ち直りかけた世界を舞台に、感染者を救おうとする聖域なき医師団と、未だに猛威を振るう変異ウイルスとの戦いを描いた物語です。
政府から見放された掃きだめのような区域、ストリートで、妹思いのやんちゃなお兄ちゃんや野に咲く花のような可憐な女の子、感染者を処分するという任務を負った特務衛生機動隊と情に厚いその分隊長、謎めいた妖艶な女性などなど、さまざまな登場人物たちの思いが交錯するストーリー展開も魅力的で、ヒロインのロッサが所属する聖域なき医師団の医師たちが、おとぎ話の登場人物を模しているところが、ユニークな彩りを添えていました。

ハードなアクションやサイバーパンク好きな方、そして熱い想いを抱いた主人公が好きな方は文句なしに楽しめる作品だと思います。

小さな頃に童話を読んだあと、迎えたハッピーエンドに柔らかな気持ちになりながらも、お腹に石を詰められて溺れる狼や自分の足を切ってでも靴を履こうとする姉たち、焼けた鉄の靴を穿かされた王妃といった物語の仄暗い部分が、本を閉じても心のどこかに引っかかっていて、ふとした瞬間に浮かんできて怖くなったことを思いだしました。

★★★ Excellent!!!

人間を恐ろしい異形の怪物へと変える変異ウイルスが蔓延るトーキョー。
感染者を容赦なく殺処分する衛生局特殊部隊の裏をかくように、暗躍する一人の若い女。
赤いフードを目深に被り、アンドロイドを引き連れて大型バイクで疾走する彼女は、感染者を治療するためのワクチンを手にした、『聖域なき医師団』に所属する医師だった。

ハードで重厚な世界観、緊張感あるストーリー展開、爽快なアクションシーン、そして個性溢れる登場人物。
時間を忘れて一気読みしてしまいました。

医師としての矜持を持ち、恐ろしい感染者にも怯むことなく対峙するロッサが格好良いです。
彼女を取り巻く仲間たちやアンドロイドのピノキオとの掛け合いも絶妙で、読むほどに惹き込まれます。

ロッサたちのこれからの闘いも、固唾を飲んで見守りたいと思います。