今後の二人の行く末が気になる作品です。

壮大な世界観に引き込まれました。

聖女の血を継ぐ令嬢と、平民ながらも常人離れした力を持つ青年――この二人の立場や運命の対比が鮮やかで、物語の序盤から胸が高鳴ります。

国家間の争いや組織の陰謀といったスケールの大きな舞台に加え、両片想いのもどかしさが織り込まれていて、読み進めるほどに「戦いと恋」が互いを高め合っていくのが魅力的です。


特に戦闘描写は熱量があり、それぞれの信念や想いが火花のようにぶつかり合うのを感じられました。

王道でありながら細部の描写に作者様のこだわりが光り、英雄譚としても恋愛譚としても、心を掴まれる物語だと思います。

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