第58話

「ねえ、テイル君って、かっこいいよね!」


 超・ド直球にミシェルのテイルの容姿に対する感想を伝える。


「えへっ、そうかな。ありがとう、ミシェルも可愛いじゃん!!」


(・・・!!テイル君ったら。ヤダあ。本当のことを言ってくれちゃって。あ、なるほど。男はこうやって女をおとしていくのね!!)


 最近、ミシェルの性格が変わりつつある。前世は根暗で、意気地なしだったのに今では自分から話しかけるし、もはや日本のギャルのようだ。


 テイルはどきどきしてコロコロと表情を変えるミシェルを微笑みながら見ている。

 そして2人の目が合い、お互いを見つめ合うこと10分。

 ライトとハーブはくすくすと笑いながら2人を見ていた。


「ミシェルー。」


 その見つめ合いの均衡を破ったのはラルトスだ。

(いい感じだったのにぃ。)

 呼ばれたのでしぶしぶそちらの方に顔を向けてみると、いつの間にかダイスも戻ってきていた。


「ミシェルとライトに話があるんだけど。」


「「はい、なんですか?」」


 ライトとミシェルの返事が重なる。


「とりあえず、ついてきて。」


「「はーい。」」


 テイルにじゃあね、と言い残し、ミシェルとライトはラルトスの言葉に従った。


*  *  *


 テイルの表情・・・眼がこの一瞬、鋭くなった。

 この一瞬をダイスは見逃さなかった。


(こいつ、なにか企んでいるのか?フランソワーズがいなくなった瞬間の目つきが変わった・・・。だが、なにか企んでいるちう確信はないしな。様子を見ておこう。)


 その様子をハーブはさらに鋭い目つきで見ていた・・・。

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