第56話


「今年の優等科は残念なことに5名しかいません。地属性1名、火属性1名、風属性1名、オールラウンダー2名。水属性は誰も選ばれませんでした。」


 2年生となったミシェル達は新しい教室に入り、新しい仲間5人でラルトスの話を聞いていた。


「去年優等科だった子たちはぎりぎり普通科の生徒として活動ができるようですので、ライトとミシェルは愛にいてやりなさいね。あの子たち気落ちしてたから。」


「「はい、分かりました。」」


(そっか。普通科に残れたんだ・・・よかった。)


「と、いうことでライトとミシェルは知り合いでしょうが、他の子たちのことは知らないと思うので自己紹介をしましょうか。テイルからお願い。」


「はい。僕はテイル。水属性だったけど、オールラウンダーの特別試験をうけて正規入学者の資格を最近もらった。ミシェルはバトルで戦ったから覚えてるよ。これからよろしく。」


(あー!どこかで見たことあると思ったら。バトルの決勝戦で私に勝った人だ!)


 テイルはミシェルにウィンクをした。


(!!やばい、この子、タラし?めっちゃ声かっこいいし、イケメン!!!ライトと校長先生とかと似ても似つかない!好きになっちゃいそう!!!!)


 ミシェルの心はとりあえず16歳だ。見た目は11歳の幼女であっても。

 この前のバトルでは顔を見る余裕なんかなかったし、テイルは無詠唱で魔法を使用していたため、声も聞いていなかったのだ。

 で、今初めてまともに向き合ったら、理想のイケメン像だった、というわけで。


「ミシェルーーー?何ぼーっとしてんの。お前の番だぜ。」


 ライトが後ろから声をかけてくる。


「あ、うん。」


 頭はテイルのことで支配されていて、ダイスとハーブの自己紹介を聞き逃してしまった。

(うわ、やっちゃった。後から謝っとこう。)


 自分たちの自己紹介を簡単に終えた5人はラルトスの話を黙って聞くことにした。






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