第31話

 ライトは魔物討伐Ⅴ、リリロの畑を選んだため、ワープ室に向かった。


*  *  *


 ライトはリリロの畑に着いてここを選んでよかったと思った。なぜなら、大好きな泥んこ道。さらに目の前には討伐対象である小竜が4匹。

 ライトは喜んで小竜たちに近づいて行った。

 小竜たちは警戒することなく、『キュ?』と鳴く。

 ライトはそんな小竜たちが可愛すぎて、倒そうとできず、泥団子を作り、投げて遊ぶことにした。

 小竜たちは楽しそうに飛んで泥団子をよける。ライトは遊び疲れ、その場に座った。もちろん泥がズボンにつく。でも、そんなこといちいち気にしてたら遊べない。

 泥団子を投げないライトをおかしく思ったのか、小竜がライトによってくる。


「お、何々??」


 小竜はライトにしがみつき離れなくなった。


「しょうがないなあ。一緒に来たいのか??」


「キュウっ!!」


 と嬉しそうに鳴く1匹の小竜。


「じゃ、名前つけてやるよ。小竜って呼ぶのもつまんないしな。」


 明るく言って考え込むライト。そして思いついた名前は・・・


「ユリ!!お前はユリのように白いからユリだ!これから仲間としてよろしくなっ!」


 やんちゃな笑顔でユリを撫でる。ユリは喜びの声をあげた。

 その後、ライトとユリはリリロの畑を日が沈むまで探検した。

 探検中、ゴブリンやいろんな魔物に遭遇したが、ユリがライトに力を貸し、簡単に倒すことができた。

 ライトはギルドカードを出し、LVとMPを見る。ワープ魔法が十分使えるだけのMPがあることを確認し、ラルトス先生の見様見真似のワープ魔法を発動した。


*  *  *


 ライトとユリは泥だらけのまま役所に到着した。


「おかえりなさいませ。お疲れさまでした・・・今回の報酬となります。」


 あまりの汚さに若干受付嬢も引いているようだ。さらに肩には小竜が乗っている、なおさらであろう。

 ライトは報酬をいったん預け、役所のシャワー室でユリと自分の汚れを落とすことにした。


 

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