第24話

 魔法学校に入学して早5日。

 今日から本格的な授業が始まるそうだ。


 昨日までは自由時間。魔法学校の中を自由に見て回ったりしても良かったし、部屋でグーグー寝てても良かった。もちろん、お分かりだろうが、私、ミシェルは後者の方だった。

 同室であるネマは、ときどきいなくなったりしていた。妙におどおどしてるのがちょっと気になったかな。

 とりあえず、この5日間何にもしていないので体がなまりになまっている。今日からの授業で、何とか取り戻さなければならない。

 この世界にも体重計はあるらしく、その体重計に乗ってみた。

 入学前は30キロなかったのに、今では31キロ。太りました。はい。10歳にしてはまだまだ軽いんだろうけど、身長が低いからなー。10歳の平均身長と平均体重は、140センチ、36キロぐらいだったと思う。だけど、私の身長はなんと、133センチ!!ひっじょーーーに、小さいのだ。

 ネマちゃんは150センチありそうなんだけどな。ネマを見てるとちょっとみじめな気分にもなるよ。


 そんなこんな思いながら歩いていくと、教室に到着。


「おはよーー」


 声をかけてくれたのは風属性のプアルだ。


「おはよう。」


 私も挨拶をされたので挨拶を返す。すると、とってもいい笑顔で笑い返してくれた。こちらもなんだかほっこりしてくる。プアルちゃんは緑の目をしていて、何でも見透かされてそうだけど、本人もすっごく天然で、何にも気にせずに話してしまうようなふわふわした子である。だから、とっても話しやすい…気がする。 

 まだ、優等科の人全員とまともにしゃべったことがないので、こういう風に声をかけてもらえるだけで本当にうれしい。ライトは論外だよ?みんなと仲良くなりたいな。


「はーい、時間なので席についてくださーい。」


 そう言って教室に入ってきたのはラルトス先生だ。


「出席取りまーす。ニュトさーん、ウォ―リナさーん、サラさーん、ライトくーん、プアルさーん、メドアサニアさーん、ケイスくーん、ソウスくーん。ミシェルさーん。」


「「「「「「「「「はい、みんな元気です!!」」」」」」」」」


 一斉に返事をした。見事にそろった返事はとっても心地よかった。


*  *  *

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援した人

応援すると応援コメントも書けます

ビューワー設定

文字サイズ

背景色

フォント

一部のAndroid端末では
フォント設定が反映されません。

応援の気持ちを届けよう

カクヨムに登録すると作者に思いを届けられます。ぜひ応援してください。

アカウントをお持ちの方はログイン

フォロー機能を活用しよう

カクヨムに登録して、気になる小説の更新を逃さずチェック!

アカウントをお持ちの方はログイン

フォロー機能を活用しよう

カクヨムに登録して、お気に入り作者の活動を追いかけよう!