<カクヨム版>隻ヶ淵ゴクトのダーティアンドパーティ

作者 血能集団ロンパイア

25

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★★★ Excellent!!!

ひねくれた、斜に構えた、人を食ったような、ずる賢い……あまたの形容を「賞賛」として捧げましょう。

ワケアリっぽい闇を抱えた男子による痛快謎解きアクション……アクション?
何にせよアレだ、これは日常の影に隠された陰湿な憤懣をスカッと解決してくれる、新しいダークヒーローの物語です。

事件は決して大仰でなく、警察も騒がない。巧妙に世間から隔離された不満、理不尽、苦渋、無念の想いを晴らすべく、彼はどこからともなく救いの手を差し伸べる……いくばくかの嘲笑と皮肉を込めながら。

彼は罵ります。被害者をからかって、焚き付けて、復讐せよと扇動します。
彼は嗤います。加害者の愚行を暴き、敗北を突き付けて、こらしめて後悔させるのです。

それは悪を憎む正義の心か。
あるいは、人々を支配する嗜虐の心か。
ふと見せる優しさや真心は本物だとしても、おどけた態度から「さらに裏があるのでは……?」と読者に邪推させます。

それすらも、彼の思惑通り。
我々も所詮、掌の上で踊らされていたパーティの観客に過ぎないのです。

★★★ Excellent!!!

皆様仰る通り、キャラの魅力は言わずもがなの素晴らしさです!
さらに、個人的にそれと同じくらい魅せられたのは軽妙かつ繊細な地の文の語り口。要所要所でコミカルな描写が挿入され、ストーリーを夢中で追いかけながらもニヤニヤ出来ちゃいます。
一度読み始めれば、きっと貴方はこの華麗かつユニークな作品世界の虜になっているはず!

★★★ Excellent!!!

こちらの作者さんの世界観に魅了されてます。

少年・ゴクトくん、善でも悪でもない、そんな次元では語れない魅力の持ち主。

彼は飄々としていて、自身のものさしによって幸せを計る。

極悪な世界でも、特異な光を感じる。
その存在は、意地悪で残酷で…
そして、純粋でとびきり優しい。

作者さんのフィルターにかかると、詩的とも思えるほど美しい世界になる。
自由を手にした言葉たちの喜びに、ワクワクします。
爽やかな読後感が印象的でした。

ゴクトくん、もっと読みたいです。シリーズ化してほしい作品でした。

★★★ Excellent!!!

 ある種の毒を感じさせるクセの強いキャラクター達のやりとりに興味を惹かれ、気づかぬうちに散りばめられた謎が浮かび上がり、そして鮮やかな手並みで巨悪が倒れる。
 悪漢物の爽快感と推理の爽快感が掛け合わさり、読んだらきっとスカっとしますよ!
 カクヨムにキャラミスありですね!

★★★ Excellent!!!

何と言ってもゴクトくん、カッコかわいいです。もうお姉さんメロメロです、こんな小学生探偵になりたかったです。論理や常識ではありません! なりたかったものは、なりたかったと宣言しましょう。女の子を笑わすために頑張る!素晴らしいじゃないですか、なりたかったものは、なりたかったと高らかに宣言しましょう。
でも自分が今なっているのは、あのオッサンだという事実を噛み締めて、現実に立ち返りたいと思います。