長崎探題タルタ騒動

作者 @anonyma

23

9人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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以前食べた「タルタ」をまた食べたいとおっしゃる殿様。
「タルタ」を探す冒険(?)が始まりました。
時代劇ほど重くなく、アクションシーンもありませんが、「タルタ」に近づく感覚はわくわくしました。
製菓の場面では、「龍馬伝」を思い出しました。懐かしいです。
今のような材料が手に入りづらい時代。苦労して手に入れたスイーツは、一層おいしいのでしょう。
ごちそうさまでした。

★★★ Excellent!!!

――

起承転結のメリハリが見事な作品です。
洋菓子を介した登場人物達のキャラが生き生きと描かれており、小気味良い人間ドラマが繰り広げられます。
レビュータイトルに包丁と書きましたが、洋菓子が題材なので、包丁は脇役です。主役は読んでのお楽しみです。
また、江戸時代の長崎の街の様子も丁寧に描写されているので、瞼の裏に情景が浮かびます。それも静止画ではなく、動画なんです。作者の文章表現力が卓越したレベルだと納得いただけると思います。
軽妙な語り口なんですが、軸のシッカリした作品です。
短編にはMAX2つが信条なんですが、星3つ付けました。

★★★ Excellent!!!

――

ミステリアスで楽しそうな
タイトルに心惹かれ拝読、
「こういうネタがあるんだ!」
と、まず題材に感心。
ユーモアの滲み出た文体が
テーマと合致して心地よい。

カステラ、ボーロ、コンペイトウ…
私達の生活にもなじみ深い南蛮菓子。
ちなみにレビュー者は、
カステラと鶏卵素麺が好きでござる。

さて、長崎探題のお殿様は
かつて賞味した「タルタ」なる
南蛮菓子を再現して
将軍様への献上品ともなし、
またスイーツ諸侯の
仲間入りを果たしたい。
その「タルタ」調査を命じられた
留守居役の久松俊重は
協力者を得ながら
ミッションクリアを目指す。

めでたくお題クリアか?
というところで
殿様のある言葉に青ざめる俊重、
でもその「謎」が解ける場面で、
「なるほど~」とニヤリ。

出来上がったタルタは
いかにも美味しそうで、
読了すれば
南蛮菓子を食べたくなること
必至でござるよ。



★★★ Excellent!!!

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この題材を選んだ事にセンスと先見性を感じ、激しいジェラシーすら覚えます(笑)
また文章も、題材の足を引っ張らない確かなもので、安心感があります。
時代小説が初めて!って方でも大丈夫。題材はニッチでも、窓口は広い時代小説でうs。

★★★ Excellent!!!

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厳格な封建制度下の江戸時代、武士と言えば失態の許されない大真面目な存在ですが、藩主が時々頓珍漢なことを言い出して周囲を慌てさせる風なのは「目黒のサンマ」に限らずツボにはまりやすいですね。
タルタというお菓子を食べたいという藩主の望みに大真面目な家臣たちがどのような騒動を巻き起こすのか大変楽しみです。