福音のマーメイド -福井ロコドル活動記-

作者 足羽川永都(エイト)

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15人が評価しました

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★★★ Excellent!!!

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とんでもないクオリティ!
いやあ、好き(好き)。推せる。
これだけでもうレビューとしては成立しているはずなんだけれど、もうちょっと推しとく。

『F・U・K・U・I ! 福井~!』

まず、国道や奇岩、湖など、擬人化するにはあまりにも巨大なモチーフをうまく処理して、アイドルに落とし込んでいる。これが秀逸。

『チャンネル少ない! 福井~!』

そして、ロコドルならではのマイナー感! とはいえ、ここから這い上がっていこうよ、メジャーに引き上げてやろうよ! という気概をひしひしと感じる。

『オバマが住んでる! 福井~!』

福井のことを、恐竜博物館と東尋坊しかない県だと思っていたが、なかなかどうして、魅力的な地やん! 福井!


TJB48、そう、かの有名な東尋坊から化けて出る48人のアイドルの話も、お待ちしていますよ!!

『私たちっ、化けて~出るぞっ! TJB~~48~っ!』

★★ Very Good!!

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 私、仕事上色々な所へ行くもので中々福井に帰れなかったりするのですよね。
 そんな時に福井ロコドル活動を読みながらほっこりします(*'▽')
 作者の方は福井の事を熟知されており、その知識をもって福井県の紹介をアイドル擬人化という形をとって紹介されております。
 私は本籍福井なので先入観を持ち読めますが先入観の無い方でも面白く読める様になっている配慮が素晴らしいです。
 この方は福井県の観光大使になったらいいと思います。
 そうなる日を祈りまだ完結していないので☆2つで。
(多分完結後3つになる事でしょう)

★★ Very Good!!

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福井県の名所・名産をアイドルメンバーに見立ててフリートークさせるという発想が面白いです。

……それ以外に言いようがないんですけど(笑)、こういう着眼点は他に見たことがないので、それだけでも貴重な存在かなと。
福井県という観光地にも興味が湧きますし、親近感は確実に湧きます。作者自身の郷土愛も伝わるので、読後感も良好。

福井県なんて殊能将之と舞城王太郎の居住地ってことくらいしか知らなかったですが(あとゲームの『天外魔境2』で人魚伝説とか知ったのと、有栖川有栖の『海の見える奈良に死す』くらい)、知られざる伝承とか民俗民話ももっと読んでみたいですね。弁慶の洗濯岩は勉強になりました。

★★ Very Good!!

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 福井県を代表する可愛いアイドル達が自己紹介してくれています。どの娘もどれぞれ魅力的で中々推しが決められないんじゃないかな?
 本当に地域密着型のアイドルで有名になるために上京しようなんてそんな野望を持つ娘はひとりもいません。やっぱりロコドルはこうでないといけませんよね。

 ロコドルの理想の形がここにあります。この作品を読めばきっとあなたも福井の事が好きになっている事でしょう。私も読んだ瞬間から福井の箱推しです!

★★★ Excellent!!!

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福井のアイドルとかいって、無生物である福井県名物が登場して、福井県をアピールする小説です。

何を言っているか分かりませんよね。でも、そういう小説なんです。しょうがないです。福井県のこと全然わからないまま読んで、面白くって、少し分かったような気になる、そんな短編小説です。

★★ Very Good!!

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福井県の魅力をご当地アイドルがアピール!ということらしいですが、人選がおかしい。いや、人は一人も選ばれていないので、そもそも人選ですらないわけですが、しかし人以外のものを選ぶにしても、何故それを選んだし??それで魅力アピールになるの??というものばかりが次々と現れます。

いや、まあ水羊羹はまだ良いですよ?断層も、まぁ、観光資源と言えなくもないかもしれません。でも、いくら何でも国道は……。

そんな感じで設定からしてツッコミ待ちですが、登場するアイドル達がまた、毎度毎度「誰がうまいこと言えと言った?!」とツッコミたくなる発言をしてきて、思わずニヤリとさせられます。

それにしても、福井県の魅力をアピールするんだったら、もっと相応しいものが他に色々とありそうな気が。フクイラプトルとか、フクイリュウとか、フクイティタンとか……。あれ、おかしいな?恐竜しか出てこない。

★★★ Excellent!!!

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本作は福井県で活動するローカルアイドルグループの瑞々しい自己紹介である。
……が、アイドルに選ばれている面子が根本的におかしい。
会員番号1番は国道であり、会員番号2番は断層なのである。

え、聴き逃した?ならばもう一度言おう。

会員番号1番は国道であり、会員番号2番は断層なのである。

生身の人間は現時点で一人もいないし、作品紹介を見る限りでは今後も出てこない。
この時点で完全に出落ちである。道や地層が「アイドルです」と名乗って自己紹介を始める時点でただただ笑いが噴き出す。
「物理的に国を傾ける傾国の美女」「断層だけに他とズレている」など細かく差し込まれるギャグセンスも抜群で、最後まで読者の口元を緩ませたまま読了まで引っ張る勢いがある。

それでいて、ただギャグなだけではなく、福井のローカルな魅力をしっかり読者に伝えてくる観光案内にもなっているのが凄いところだ。
単に出落ちでウケを狙おうという魂胆ではなく、作者は無機物アイドルを通じて福井の魅力をアピールしようという確かな意図を持って本作を書き始めたのだろう。
一期生メンバーが全員出揃い、アイドル達のライブが華々しく始まる時を楽しみに待ちたい。