006「昔は失業=死だって!?」

つっこみver

http://suliruku.blogspot.jp/2016/11/blog-post_92.html






(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚) 先生ー!

失業したら死ぬってどういう事なんだぁー!?



(´・ω・`)……だって、資本家が労働者を買い叩けるから、超低賃金で貯蓄ないし。

失業したら一週間くらいで死ぬんじゃよ?

財産があっても一か月後には、犯罪者になるか、餓死じゃな。




(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)うわぁ……。

で、その状況はどれくらい昔の話なんです?



(´・ω・`)地域次第じゃが、現在でも似たような地域あるぞい?



(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)ど、どうしてそんなに労働者は低賃金なんですか!?



(´・ω・`)まず、労働者を雇う権利を持つのは、雇用側じゃろ?

必然的に、たくさんやってくる求職希望者から、良い奴を選んで低賃金長時間労働させる事ができるんじゃ。

労働者側は失業したら、すぐに最底辺に落ちると理解しているせいで、悪条件でも働くしのう。



(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)ひ、ひでぇ!?



(´・ω・`)経済学の父アダム・スミスも、こう言って居る。




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~18世紀の労働者さん~

 

すべてのこうした争議にさいして、親方たちのほうがずっと長くもちこたえることができる。地主、農業者、親方製造業者、商人は、たとえ職人を1人も雇用しなくとも、既存の資本(ストック)によって1年や2年は生活できるのが普通である。ところが多くの職人は、仕事がなければ1週間とは生きてゆけないだろうし、1ヶ月暮らせる者はごく少数で、1ヶ年となると、まずまったくいないと言ってよい。長い期間をとってみると、ちょうど親方が職人にとって必要であるように、職人は親方にとって必要であろうが、しかし、その必要の度合は、職人にとっての必要の度合ほどにさしせまったものではないのである。


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(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)これは酷い。



(´・ω・`)雇用側は、労働者を雇う相場とか知っておるし。

労働者は情報も人脈もないから、圧倒的な不利に立たされるんじゃ。



(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)で、でも、なろう主人公さんって、労働者に高賃金をプレゼントして最強ですよね!?



(´・ω・`)うむ、今までにない新しい産業を次々と作れるが故の高賃金じゃな?

じゃけど、現実の労働者の立場はめっちゃ低いんじゃよ。



(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)何故ですか!?たくさん働いて技能を磨けば高報酬なんじゃ!?



(´・ω・`)その技能を活かして、高く売り込むには……良質な人脈が必要なんじゃ。

じゃけど、低賃金の労働者はそんな人脈をもっとらん。

必然的に、持っている技能は買い叩かれ、安い給料が待っておるという訳なんじゃ。

世の中、コネが重要って事じゃな?



(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)そんなー!?



(´・ω・`)しかも、日本社会は失業したら、自動的に社会との繋がりまで切断されちゃう男性が多いじゃろ?

人脈皆無状態になるってことは、鍛え上げた技能を評価して貰える機会が、ほぼ皆無になって低賃金労働、もしくは無職生活が待っておるんじゃよ。



(ノ゚ω゚)(ノ゚ω゚)やめろー!酷い現実を教えるなぁー!



(´・ω・`)人は一人じゃ生きていけないんじゃ。

一人がひたすらやる努力なんて、コネが無ければ徒労で終わる事が多いんじゃよ?

社会は結果しか見ないし、評価しないしのう。

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奴隷制度「皆ー!

奴隷になれば仕事が見つかるよー!

必然的に低賃金のまま終わっちゃう可能性が濃厚だけど!だって、良い人脈を築くの大変だし!」



労働者「やったー!」


ーーーーーーーー


オリ主「俺が仕事をくれてやるー!

新しい産業を作るんだぁー!」



労働者「悪い人脈しか持ってない末端の俺たちを、高賃金で雇ってくれるだって!?

すげぇ!」



オリ主「すまん、良質な人脈ってどうやって築けば良いんだ?

製品を作っても、人脈ないから売れん」


労働者「」

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