第92話 脛(すね)エレベーターとはなんぞや


 こんにちは。

 参った。いやもうほんま、参った。


 前回「ウン十肩で」うんぬんかんぬん言うとりましたが、その直後にやらかしまして、ちょっと入院しておりました。通勤中に、ちょびっとですが片膝を骨折いわしまして~。

 そのへんは別エッセイ「骨が、ビキッといいまして。」の方に詳しいので、まだのかたはよろしかったらお立ち寄りくださいませ。短いので、すぐ読めますし。

 まあ入院の方は結局6日間だけで済みまして、いまは自宅療養中です。


 実は骨折エッセイの方もこちら「ぽっちゃり」で書こうかどうしようか、かなり迷ったのですが。なにしろ、ダンナがもれなく出てきますからね(笑)。もちろんムスメも出てきますが。

 ええ、そうなんです。

 今回はほんまに、ダンナが家事全般ぜーんぜん平気でパーフェクトな上、リモートワークだったことに大感謝でした。


 今は朝から夜までリモートワークをしつつ、家事全般を(以前の通りに・笑)きちんとこなし、そのうえ私の介助までしてくれております。もうね、足向けて寝られないですね! 横に寝てもみもみはしますけどもね!(なんやそれ)

 退院してすぐは、松葉杖はあるけれど、骨折した側に二―ブレスという巻くタイプの軽めのギプスみたいな装具をしていまして、なにしろなかなか立ち上がれない。

 我が家は椅子とテーブルの生活でなくて、ちゃぶ台にローソファなもんで、立ち上がるのにひと苦労なわけです。これでなかったら、もっと早く退院しても良かったぐらいなんですが~。


 最初に困ったのがトイレで、次にお風呂ですな。

 トイレは狭いし、お風呂はすべるし。

 まあお風呂はいつもダンナと入っているので、ちょっとずつ松葉杖で入って風呂釜のふちに座ってゆっくり湯舟に入って……ってなことをぼちぼちやっておりまして、ダンナも手伝ってくれております。


 で、最近開発(?)したのが「すねエレベーター」。

 お湯が多いと浮力がかかって、あまり膝に負荷をかけないでも湯舟に入りやすいのですが、膝の調子によったらそれでもしんどいなあと思う日も。

 ということで、ダンナが開発いたしました。


 具体的になにをするんかというと、まずダンナが湯舟の中に入って座るでしょ?

 ほんで、足をそろえて向かい側の壁のところへ足をつけるでしょ?

 その足の脛のところに私をのっけて、「ウイ~ン」と昇降機のように上下させるわけですな!

 入るにしろ出るにしろ、そうしてもらうとかなり出入りが楽になります。

 やっぱり、腰の高さがネックなんですよね。お尻のとこさえ持ち上れば、あとはなんとかなりますんで。

 みなさん、一回ためしてみてください……ってだれがするねん!


 ダンナ、楽しそうに毎回「ウイ~ン」と言いながら昇降機になってくれております。なんでしょうねえ。

 なんか思い出すなあと思ったら、ああそうや、トミ○ビルやわ!

 なかなか女の子には買ってもらえなかった夢のおもちゃですな。弟どもが買ってもらったのを、私がよく遊んでいた記憶がありますが。ト○カビルは、男女問わず夢がありますよねえ。

 むしろ私はリ○ちゃんみたいなお人形あそびはあんまり好きじゃなかったので、ミニカーや戦隊もののおもちゃのほうがよっぽど欲しかったクチですな。


 まあそんなこんなで、仕事も休職になりまして、病院で教えてもらったエクササイズなんかをぼちぼちやりつつ、家で療養しております~。

 ほんっっま、ダンナには感謝しかありませんな。

 家事が負担に思わずできる人と結婚しといて本当によかったと思う一件でございました。


 ではでは~!

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