あっまた迷子になってる! 僕らと一緒に交番に行こっ!

 今日(※執筆時)の地元は曇っています。風もなくて少し蒸し暑い感じ。室温は執筆時で27.5℃。暑くもなく、寒くもないと言う感じですね。

 この梅雨の晴れ間が終わったらまた雨が続く予報ですけど、どうか災害を起こすような大雨が全国のどこも襲わない事を願うばかりです。


 昨日の雨は九州地方、特に鹿児島と熊本で被害が発生するほど降りましたよね。熊本では大雨の影響で鉄橋が流されたのだとか。その原因になった球磨川の増水ですが、事業仕分けでダム計画が中止になっていなければ防げたかも知れないとか何とか。

 災害が発生してから過去を振り返っても仕方がないですし、今後は災害に強い街作りをして欲しいものですね。


 ではまずコビッド関連の話題から。東京では新たに131人の感染が確認されたり、国内感染者でも全国で274人の感染者が確認されていたり、小池知事が都民に対して不要不急の都外への移動自粛を要請したり、鹿児島ではショーパブでクラスターが発生していたりと、感染者の増大が気にかかります。ただ、これには無症状の人の集団検査が影響していると言う話もあります。若者の感染者が多いの言うのもその現れのようですね。だから東京は危険ではないとはまで言いませんけど、しっかり気をつければそこまで怖くはない気もします。

 とは言え、都知事選で選挙演説に集まっていた方々が二週間後にどうなっているかは……(汗)。


 さて、昨日は、世界一の性能を誇るスパコンの富岳がコビッドの治療薬候補としてサナダムシ駆除薬が効く可能性がある事を突き止めていたり、埼玉で10代女性を殺そうとして逮捕された男がその被害女性の母親を殺していた可能性が高まっていたり、広島で2歳の長男を床に投げ落として脳内出血で重体にさせた父親が逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは、迷子の女の子を交番に連れて行った心優しい小学生達の話題です。それにしても、この子は何故二度も同じ場所で迷子になっていたのでしょう。


 6月29日(※執筆時)、福岡県警小倉北署は、2度に渡って迷子の女児(5)を交番に連れて行って保護に貢献した北九州市立日明小の男子児童3人を表彰しました。


 6月3日の午後4時40分頃、6年生の首藤響祐さんと宮本真太朗さん、竹内顕誠さんは学校近くの国道沿いを友人2人と計5人で歩いていました。そこで女の子がクマのぬいぐるみを抱えて泣いているのを発見。気になった首藤さんが語りかけました。


「お母さんはいる?」

「お仕事に行っとる」

「おうちはどこ?」

「分からない」


 家が分からないと泣く女の子を見た5人は相談して、近くの日明交番に送り届ける事にします。この時、交番に行ったのは首藤さんと宮本さんの2人だけ。ウイルス感染に気を配り「密にならないように」と人数を減らしたのです。

 道中、2人は女の子に「大丈夫?」と話しかけながら歩いたのだとか。その後、女の子は無事に母親の元へ戻れたのだそうです。


 その2日後の5日午後2時50分頃、首藤さん達4人が歩いていると、また同じ女の子がぬいぐるみを抱えて泣いているのが見えたのだとか。2日前と同じ場所で。

 前回と同じく「家が分からない」と言う女の子を連れて再び日明交番へ。今度は首藤さんと竹内さんの2人が付き添います。交番に着いて笑顔を浮かべた女の子は、2人が立ち去るのを寂しそうに見つめていたのだとか。


 うんうん、女の子が無事で良かったよ。子供達がよく気付いて適切な行動をとってくれて良かった。表彰された子達は一躍学校で人気者になったのだそうですけど、それも納得ですよね。どうかこの子達が今後もまっすぐいい子のまま育ってくれますようにと願わずにはいられません。


 一度迷子を助けただけなら単なる美談で終わる話なのですけど、この話、ちょっと闇がありますよね。みなさんは気付きましたか? そう、同じ子が同じ場所で迷子になっていたと言う事実です。しかも、同じクマのぬいぐるみを抱いて。もしかしたら服装も同じだったのかも知れません。女の子の家庭環境どうなってるの?

 2度ある事は3度あると言いますけど、この子がもう二度と迷子になっていない事を願わずにはいられませんよね。


 この記事に対するコメントでは『イヤそれよりもその女児の保護者を何とかしろや』とか『連れ去りと疑われるから知らん顔すると言う人……。その場から110番すればいいやん。言い訳はやめましょう』とか『交番まで付き添った2人の男児が「どうして来たの?」と問うと「クマを探しに来たの」と答えた女の子。2日前に迷子になったのと同じ場所で。大事なぬいぐるみを母親に捨てられて探しに来たのかな?』などの意見が多くの支持を得ていました。やっぱり女の子の家庭環境に疑問を抱く人が多かったですね。


 美談なのかネグレクト案件なのかは読む人によって印象は変わりますが、子供達は立派だったし、女の子は無事だった。今はそれでいいと思います。助けられた女の子も、大きくなったら困っている人を助けられる優しい子に育ってくれるといいですよね。

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