　今日(※執筆時)の地元はそれなりに晴れております。美しい人は美しく、そうでない人は――ってやつですね（若い人には通じないネタ）。

　窓から入る風が心地良い。室温は執筆時で２５.５℃。よろしくお願いします。

　そうそう、『毎日が地獄です』ってプリントされたＴシャツを知り合いの爺さんが着ていたのを今までに何回かネタにしているのですが、これって別府温泉のお土産ものなのだそうです。皆さんも日々地獄だなと思ったら、別府温泉に行けばいいと思うよ。もちろん、この緊急事態宣言の状況が改善されてからね。

　ではまずコビッド関連の話題から。首相は学校の９月始業について検討していると述べたり、４月２９日の東京の感染者が４７人確認された事が分かったり、東京で休業要請に従わないパチンコ屋さんが４店確認されたり、皇居でジョギングをしている人に対して十分な対人距離とマスクをするように区が呼びかけをしていたり、全国で差出人不明のマスクの送りつけが多発している事が分かったりと、感染者が減っている事は喜ばしい事ですよね。どうかこのまま終息して欲しいと願うばかりです。

　さて、昨日は、ローソンのトイレ利用禁止の措置について条件付きで使えるようにする事が分かったり、ビル・ゲイツ氏の旭日大綬章の受章が発表されたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは、自分の娘にとても厳しい指導を行った父親の話題です。生活に直結している上に危険な仕事なので厳しく指導するのは分かりますが、やりすぎはいけませんね。

　４月２９日(※執筆時)、和歌山県警は小学６年生の長女（１１）を殴ってけがを負わせたとして、サーカス団経営でコロンビア国籍の父親マルチネス・アラン容疑者（４２）を傷害容疑で逮捕しました。容疑者は殴った事を認めているそうです。

　御坊署によれば、マルチネス容疑者は同県印南町で２４日午後１～５時頃、長女の頭や背中、腕、足をベルトや木の棒などで殴り、約１０日間の怪我を負わせた疑いがあります。

　２５日の午前８時頃、長女が「技の練習が上手く出来ず、お父さんに殴られる。助けて欲しい」と同署印南駐在所に駆け込み事件が発覚。現在、長女は児童相談所に保護されているのだそうです。

　マルチネス容疑者の住民票はさいたま市にあり、逮捕時、一家は印南町内でトレーラーハウスで生活していました。

　サーカスって、厳しい鍛錬の末に得たその卓越された技術を見てもらって御飯を食べているので、練習が厳しくなるのは必然とは言えますよね。未熟な技術で芸を失敗したら、命の危険に関わる事もありますし。きっと父親もそう言う修行を経て一流の技術を身に着けたのでしょう。

　とは言え、何事にも限度があります。アメとムチと言う言葉がありますが、この父親はムチばかりでアメを与えなかったのではないでしょうか。

　サーカスって家族は当然全員参加で、逃げられない職業ってイメージがあります。だからこそ、それがうまく回ればとても幸福な環境とも言えるでしょう。団長の子供の場合、好き嫌いや向き不向きで選んだ仕事ではないんですよね。

　でもだからこそ、サーカスを好きになるような工夫を最大限にすべきでした。厳しくしすぎてトラウマになっては本末転倒です。本当に残念な話ですね。

　この記事に対するコメントでは『逃げ込んだのが警察署で良かった。児相だったら追い返されるからな』とか『ああ、あの『ハッピードリームサーカス』の人ね。以前も３男をコンテナに閉じ込めて逮捕されてますしね。本人は『指導』のつもりなのかもしれませんが、今の時代、チョット通用しませんね』とか『なんだ、一番調教しなきゃならんのはサーカスの団長だったのか。救いようがないな』などの意見が多くの支持を得ていました。どうやらコメントによると前科があるみたいです。まぁ、娘にそうしていると言う事は……ですよね。

　笑顔の裏で厳しい練習、そこまではいいのですが、調教動物のような指導は是非止めて頂きたい。褒める指導でお願いしたいところです。厳しいのは命に関わる失敗をした時くらいで。

　どうか、こう言う事例がこのサーカス団だけでありますように。