愛護とは名ばかりにゃーっ!

 今日も地元はいい感じで曇っております。おかげで室温は執筆時で27.5℃。まぁ8月も最終日ですしね。きっとしっかり晴れたら後2~3℃は上昇するのでしょうし。そんな感じで地元は丁度いいですけど、暑いところは暑いのでしょう。うん。

 秋が早いなあ。こころなしかも蝉の声があんまり聞こえない気がしますよ。ああ……。


 先日の豪雨被害ですけど、やはり一番影響が大きい産業は農業のようですね。鉄工所から漏れた油のせいで油まみれの田んぼの稲は全滅なのだとか。勿体ない……本当に勿体ない。

 聞けばこの鉄工所、国内でも有数のボルト工場なのだとか。規模が大きいから漏れ出した油量も膨大だったのでしょうね。普段なら大企業で誇らしいところですが、それがこの災害で仇になるとは皮肉なものです。


 きっと今後何年もかけて復旧する事になるのでしょうけど、どうかこの災害で得た教訓をしっかりと生かして欲しいものですね。


 さて、昨日は、ローソンのIT部門の課長級社員が取引先と共謀して業務委託費を水増しして約10年で計約4億3000万円を着服していた事が分かったり、大阪で焼肉店経営者の妻が自身の子供2人を刺殺し、自らも腹部に怪我をして病院に搬送されていたり、大阪で女子高生を誘い出して自宅に寝泊まりさせた男が誘拐の疑いで逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは呆れた動物愛護団体の話題です。こう言うのは愛護団体じゃないです。愛護の名を語った詐欺師です。全く酷い話もあったものですよ。


 5月末(※執筆時)、大阪地裁は大阪府吹田市で動物愛護団体を運営していた男性に対し、約60万円の賠償を命じる判決を言い渡しました。

 男性は「新たな飼い主を探す意思はなく、猫は他人に譲ったか、どこかに捨てた」と供述しています。


 判決などによると、男性は2017年7月、原告の女性から猫7匹を託され、1匹あたり1万円の寄付金を受け取ったのだそうです。

 その後、女性は本当に飼い主を探しているか不審に思い、猫の返還を求めたものの拒まれてしまったため、猫の保護活動をしている別の女性と共に提訴したのだとか。


 男性側は反論せず、判決は女性側の主張に沿った内容となりました。女性側によると、この男性が有料で引き取った猫が行方不明になったケースは他にもあるのだそうです。


 女性側代理人の細川敦史弁護士は「保護活動をうたう団体が金目当てに猫を引き取ると嘘を付き、小口の寄付金を稼いでいたのではないか。『引き取り詐欺』とも言える行為だ」とコメントしています。


 詐欺とも言えると言うか、完全に詐欺ですよね。全然愛護してないですもの。ただの小遣い稼ぎ。全く、人の皮を被った鬼ですぜ。こう言う人がいると言うのが本当に嘆かわしいです。

 それでも預かった猫を処分しないだけマシな方なのでしょうか。感覚がよく分かりません。


 この人も最初は純粋な気持ちだったのかも知れません。ただ、頑張ったところで飼い主探しが予想以上にしんどかったのでしょう。そこで安易な方法に流れてしまった――と、そんな妄想を膨らませてしまいます。真相は分かりませんけど。

 他人に譲るのはまあいいとして、捨てるのはアカンでしょ。そこが問題なんですよ。


 猫はしたたかで強い生き物ですから、捨てられた猫もきっとその多くは立派に自立しているとは思います。捨てられた後でまた誰かに拾われた猫もきっといる事でしょう。ただ、野良の末路は殺処分だったりもよく聞く話。悲しいですよね。


 こう言う愛護を語った偽団体はどうにかなくなって欲しいと思います。利用者も頼る団体をしっかり見極めないといけませんね。どこでもいいと思っていたら、肝心の猫が不幸になるかも知れないのですから。

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