28℃ってね、特に科学的な根拠はないらしいよ?

 今日(※執筆時)の地元は曇りです。今朝まで雨は降っていたようですけどね。地元はそんな感じで雨被害と言う程の雨は降っていないのですが、九州方面の被害、えげつないですね。鹿児島、熊本両県では約88万人に避難勧告が出されているのだとか(※執筆時)。多数の被害報告もありますし、この雨の勢い、どうにか弱まって欲しいものですね。


 さて、昨日は、愛知でスマートキーの機能を悪用するリレーアタックと言う方法で車を窃盗していた男が逮捕されたり、新潟でゲームデータを改竄かいざんしてそれを販売していた男が逮捕されていたり、宮城で2歳11カ月の長女を自宅に3日間放置して死なせた母親が逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのはお役所の英断の話題です。お役所って一度決まりが作られるとずうっとそれに従っちゃうんですよね。今回の判断が全国のお役所、そうして民間企業にまで広がっていきますように。


 7月1日(※執筆時)、兵庫県姫路市は、今夏の市役所本庁舎内のエアコン温度設定を試験的に25℃に下げると発表しました。国が「クールビズ」を掲げた2005年以降、市も28℃を保ってきましたが、循環器内科医でもある清元秀泰市長が「人が快適に働ける温度」として決断。25℃にする事で職務効率を高め、残業を減らす狙いなのだそうです。

 環境省によると、25℃設定は自治体では全国初なのだとか。


 実施期間は、今月16日~8月30日の午前8時35分~午後5時20分。残業時間帯も継続するかは検討中。9月には、本庁舎で働く職員を対象に疲労度などを問うアンケートを実施する予定です。

 残業時間や電力使用量の増減も調べて、効果がないと判断すれば28℃設定に戻す事も検討するのだとか。


 清元市長は「28℃は暑すぎる。環境省にたてついたり、省エネに逆行したりする気はない。人によって感じ方が違う事も承知しているが、労働効率向上が最大の狙い」と説明しています。

 環境省の担当者によると「28℃は目安で、実際の温度設定は個々の判断」との事。


 エアコンさんが頑張っても28℃設定で実際に28℃に保たれる訳じゃないですからね。その部屋の状況によって冷え方も変わってくる訳です。冷房設定を25℃にして、やっと実際の室温が28℃くらいになると言う場合もある事でしょう。

 今回の話は25℃設定にすると言う話なので、とてもいい決断だと思います。暑いと全然頭も回りませんものね。


 そもそも、この28℃と言う数値に強い根拠がある訳ではないんです。当時の大臣がテキトーに28℃くらいがええんちゃいまっかと口走ったのが始まりって言われていますからね。

 大学の教授も28℃は暑さで作業効率が落ちますわ、25℃にしたら効率が上がって30分は仕事時間を短縮出来ると断言しておられます。やったぜ。


 ここでしっかり良い結果が出て、夏のオフィスの温度設定は25℃が常識になって欲しいなと思います。適温の方が作業ミスも少なくなってウィンウィンな気がしますしね。

 お役所ってところは誰かが率先しないと中々変わりません。本当、お医者さんが市長になって良かったです。

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