スキマニュース日記

これはいい机上の空論ですね……

　今日(※執筆時)も地元は静かでいいお天気です。室温は執筆時で２０℃ぴったんこ。耳をすませば遠くでうぐいすの鳴く声が聞こえます。いいですなぁ。このまま時間が止まればいいのになあ。

　昨日一番ショッキングだったのはモンキー・パンチ氏の逝去の話題ではないでしょうか。ルパン方面でもこの件の影響を受けて様々な話題が派生しておりましたね。

　ルパンって原作の方はハッキリとした完結には至っていなかったのだそうです。とうとう未完の大作になってしまいました。今のルパンファンは主にアニメのルパンファンだから、原作のワイルドなルパンを知らない人も多い気はしますけどね。

　アニメのルパンはこれからも作り続けられるのでしょう。過去作もずっと見続けられるに違いありません。名作は時代を超越しますね。

　さて、昨日の他の話題と言えば、埼玉で市の福祉課の職員から「時間稼ぎですか？」と言われた重度障害を患っている男性が精神的苦痛を受けたと訴えていたり、静岡で高速道路を時速２１０キロと言う猛スピードで走り抜けた男が逮捕されたり、消費税の増税問題でコンビニの業界団体がイートインを自己申告した人にだけ１０％課税をする対応方針を発表したりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは１０連休の経済効果の話題です。経済効果の試算の話って大抵そんな都合のいい話になるわけねーだろって言うものなのですけど、今回もまたとんでもなく都合のいい話になっているみたいです。盛り盛りにも程があるよっ。

　関西大学の宮本勝浩名誉教授は、２０１９年のゴールデンウィークの経済効果の推定額を２ 兆１３９５億８９６９万円と発表しました。推定額は、２０１２ 年の東京スカイツリーの建築費用や観光客の消費を含めた経済効果 （１８６１億２０００万円）の約１１.５倍、２０１７年の上野動物園のシャンシャン誕生の経済効果（２６７億４７３６万円）の約８０倍となります。

　ＪＴＢが今年４月４日に発表したデータによると、ゴールデンウィークの国内旅行者の人数は２４０１ 万人なのだそうです。交通費、宿泊費、土産代、 飲食費などを含む１人あたりの平均費用は３万６８００円のため、国内旅行の総額は８８３５億６８００万円となるのだとか。

　海外旅行者数は６６万２０００人で、１人当たりの平均費用は２６万８０００円。海外旅行の総額は１７７４億１６００万円となります。

　次に、小売店の売上増加による効果を試算しました。経済産業省の「ミニ経済分析」から２０１７年1年間の小売店の売上総額を計算し、平日数と休日数から、平日・休日それぞれ１日あたりの売上金額を出した結果、１０連休中の小売業の増加額は１０１２億４９８８万円となります。

　国内・海外旅行の直接効果、小売店の売上増加による直接効果、非正規労働者の減収による直接効果を合計すると９９０５億５０７８5万円。これに一次波及効果と二次波及効果の額を合わせて、２兆１３９５億８９６９万円と結論付けました。

　たかが休みが増えただけでそこまで効果があるとは思えなんですが……（汗）。これって、貯金に廻る額が消費に使われたって言うだけの話なのでしょう。そう考えると、これがいい事なのかどうなのかと考えてしまったり。ただ、金は天下の回りものなので、流通させる方がいいのでしょうけどね。

　とは言え、あまりにも楽天的すぎる数値だとは思います。１日の休みでこれだけお金が動くから、それの１０倍かなとかそんな雑な計算じゃないですか（汗）。

　こう言う人達があのプレミアムフライデーを後押ししたのでしょうね。 果たして想定された効果は出ましたかと言いたい。結果を外しまくる予言者じゃあないですか。外れたところで痛くも痒くもないのでしょうけど。

　ネットの反応を見ると海外で使ったら意味ないじゃんとか、連休で散財する分節約するだろうから無意味とか、そもそも１０連休もないしとか、至極まっとうな意見で溢れかえっておりました。うんうん、その通りですぜ。

　一応効果はあるって事にしておきたいから無理やり試算した感じですかねぇ。

　皆さんは連休をどう過ごされますか？　どう過ごすにせよ、楽しいひと時を過ごせますようにと願っておりますよっ。