バカって言うな! バカって名前だけど……

 今日(※執筆時)はいいお天気です。すっかり秋も深まって、気温もようやく夏を感じなくなりましたね。土曜日と言う事で行楽地に出かけている人も多い事でしょう。こんないい天気の日に部屋で引き込まっているとか有り得ませんよね(自分に大ダメージ)。


 さて、昨日は、京都で見知らぬ女性の自殺を止めた若いカップルの2人に警察から感謝状が贈られたり、愛の葉ガールズの自殺遺族の訴えに元運営側が反論してこの問題が泥沼化しそうだったり、クルーズ船から船舶観光上陸許可制度を使って入国した外国人が失踪するケースが相次いでいると言う事が問題になっていたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは秋の味覚についての技術革新の話題です。今まで出来ないとされて来たものが出来るようになると言う話は、どんな分野の話でも興奮しますね。


 香りも味もマツタケに引けを取らないバカマツタケ。その完全人工栽培に成功したと肥料メーカーの多木化学が発表しました。今まで人工栽培が難しいとされてきましたが、食味も天然ものに近い物が出来るようになったのだそうです。同社は3年後をめどに商業生産を目指すのだとか。


 バカマツタケは「本家」より小ぶりで、アカマツではなくコナラやクヌギなどブナ科の木と共生し、マツタケより1カ月ほど早く出てきます。マツタケモドキ、ニセマツタケと言った他のマツタケの仲間と比べ香りも味も良く、高級食材として珍重されているのだとか。


 これまで多くの研究者が人工栽培に取り組んでいましたが、朽木などを栄養にするシイタケやマイタケなどと異なり、マツタケの仲間は生きた植物から栄養をもらって成長するため人工栽培は難しいと言われていました。

 人工培養後に自然環境に戻して生育させた例はありますが、室内環境で培養から生育までの人工栽培に成功した例は今までなかったそうです。


 バカマツタケ! すごい名前ですね! マツタケの仲間ってマツタケ以外はみんなひどい名前なのでしょうか。マツタケモドキとか、ニセマツタケとか……マツタケじゃないって言うだけなのに……。同じマツタケの仲間なのに……。


 そんなバカマツタケ、名前はバカですが、記事によると高級食材ですと? 高級食材なのにそんな名前なのは残念ですね。本当に名付けた人のセンスを疑います。せめてマツタケそっくりさんとかそう言う名前にしてあげて!


 ――さて。名前いじりはそのくらいにして、マツタケの仲間の人工栽培の成功は本家マツタケの人工栽培へ一歩近付いたとも言えますね。この技術がその第一歩となってくれると嬉しく思います。


 話をバカマツタケに戻しますが、実用化に成功して工場で大量生産されるようになると、このきのこも高級食材ではなく、庶民の味になりますね。私は今までに一度も食べた事がないのですが、数年後、普通にスーパーで購入しているかも知れません。

 舞茸だって天然物しか手に入らなかった頃は高級食材だったそうですし、技術の進歩って本当に有り難いものですね。

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