俺達以外がそのヘルメットを被るのは許されねぇんだよ!
今日(※執筆時)はアメダス……じゃなかった、雨です。予報によると一日中雨。おかげで昨日までと打って変わって気温が全然上昇しません。当然ですね。
執筆時の室温は何と25℃ですよ。昨日32℃だったのに。どうか皆さんこの急激な気温の変化に体調を崩されませんように。
さて、昨日は宮城で警察署にやってきた21歳の大学生の持つ刃物によって警察官が刺殺されてその男も別の警察官の発砲により死亡してしまったり、兵庫の美術館で開かれる予定だった横尾忠則さん個展の日程が職員の遅刻などのトラブルで延期になってしまったり、滋賀で庭を荒らす猿に対してクロスボウでその頭を射抜いた男性が書類送検されたりと、この他にも様々なニュースがありました。
今回取り上げるのはかつてのエアマックス刈りを思わせる、ちょっと懐かしさを覚えるような事件の話題です。時代は変わってもあの年代のイキった子供達の考えってそんなに変わらないものなのですね。
9月19日(※執筆時)、警視庁少年事件課はコルク製のクッションを使った「コルク半ヘルメット」を着用したバイクの少年を脅したなどとして、住所不定、指定暴力団住吉会系組員、林隆司容疑者(23)や17~18歳の少年ら計5人を恐喝容疑などで逮捕しました。
逮捕された少年2人は東京都北区を拠点とする暴走族のメンバーで、因縁を付けてヘルメットを脅し取る行為を「コルク狩り」と称していたのだとか。
逮捕容疑は4月30日夜、北区十条台の区立公園で、足立区の塗装工の少年(16)に「北区は(自分たちの)シマだから次にコルクかぶったら殺す」などと言い、ヘルメット1個(時価2万円)を脅し取ったなどと言うものです。
同課によると、コルク半ヘルメットは暴走族の間で愛好されているのだとか。メンバー以外の人が着用すると「コルク狩り」の対象にされていたのだそうです。
林容疑者らは同日夜、ヘルメットをかぶり原付きバイクで区内を走行していた少年を発見し、少年の前に割り込んで停車させ「どこでコルクかぶってんの」などと因縁を付けていました。
いやぁ、平成が終わるかと言うこの時代に何とも前時代的な話ですよねぇ。こんな人まだ生き残ってるの? って思うのですが、どうやら現実の話のようです。しかもその犯行のリーダーが暴力団員。何だかなあって感じですわ。
今の時代にこの生き方を通すのは半端な気合じゃ潰れてしまうでしょう。暴走族の流行っていた時代じゃないですし。だからこそ自分達の象徴を意地でも守り通したかったのでしょうね、多分。まぁ他人からは分からない世界ですよ、ええ。
とは言え、ヘルメットを脅し取っちゃいけません。警察沙汰になるのは当然の話です。このコルク半ヘルメットってどんなものかなと思って検索してみたら、そこまで特殊なヘルメットじゃないんですよね。デザイン的にも面白みのないツルッと丸いだけのヘルメット。こう言うヘルメットってホームセンターとかでも普通に売っています。そう言うヘルメットを自分達以外は被るなと言うのは無茶にもほどがありますぜ。
脅し取られたヘルメットは特別に高いものだったみたいですけど、普通は5000円とか、高くても1万円もしないみたいですね。きっと高いヘルメットだから狙われたのでしょう。標準価格の倍以上のヘルメットって……何かしらのカスタマイズをしていたのでしょうか? 未知の世界です。
ま、逮捕された訳ですし、今後はもう少し大人しくなるのではないでしょうか? そうなってもらわないと困りますけどね。仲間内だけで騒ぐならまだいいですけど、他の人に手を出すのはダメ、絶対。
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