うーん投票結果が変だな……よし、調整すんべ!

 今日(※執筆時)も地元は曇り空です。雨、降るかなぁ。と、思っていたら案の定パラパラと降り始めました。

 最近雨が多いのは、秋の長雨の時期が始まったって事なのかも。となると、まずは食べ物を傷ませないようにしないと……食中毒の話題も多くなってきましたしね。


 さて、昨日は大阪で暴走車を静止させるために警察官が発砲して1人は取り押さえられたものの、もう1人には逃げられてしまっていたり、鹿児島で西郷どんのイベント用に立てた幟22本が何者かにポッキリと折られる事件が発生していたり、愛知で特別支援学校の男性教諭が生徒に対して酷い暴言や暴力を行使していた事が発覚したりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは今どき中々に誠実な放送局の話題です。世の中は裏側に回れば不正のオンパレードだったりするものですが、不正を不正と認めて潔い対応をするところはまだ存在していたんですね。いやあ、実に素晴らしい。


 9月12日(※執筆時)ラジオNIKKEIはリスナーからリクエスト投票を募っていた音楽番組で、担当ディレクターが一部の票数を水増しし、投票結果と流す曲を操作していたと発表しました。

 同社は7日の放送を最後に番組を打ち切り、「リスナーの皆様の期待・信頼を裏切る行為で、お詫びいたします」と謝罪しています。


 その番組は、ラジオNIKKEI第2で平日正午から1時間の生放送番組「Click DE On―Air」。放送前に番組サイトに掲示した30曲の内、リスナーが聴きたい曲をインターネット経由でクリック。投票数が多かった12~13曲を優先的に流す仕組みでした。


 同社によると、8月24日の放送で番組が使っていたパソコンからサーバーに接続できなくなったため、技術担当者が調べたところ、多数連続してクリックできるアプリケーション(連打アプリ)によるアクセス集中があった事が判明。社内調査の結果、番組のディレクター3人の内、月曜と金曜を担当する40代の男性ディレクターが投票を操作していた事が分かったのだそうです。


 このディレクターは番組制作を委託している制作会社に所属。1年半ほど前から2回に1回ほどの割合で連打アプリを使い、一部の曲への投票数を増やして、流す曲を操作したと話しています。


 この番組では以前から時折、通常は100から1千ぐらいの投票数が、特定の曲で1万を超える事があったのだとか。一部のリスナーが連打アプリを使っているとみられたため、ディレクターに対しては「投票数が操作されていると思われる曲については、個々の裁量で流さなくてもいい」との指示が出ていたのだそうです。


 ですが、この担当ディレクターは、実際の投票数がサイト上に表示されるため、投票数がより少ない曲を流すのはリスナーに対して説明がつかないと考え、「数字のつじつま合わせをしたかった」と説明しています。


 番組は2015年7月から放送されてきました。同社放送戦略局次長で編成部長の浅野忠宏さんは「ファンの多い番組だったが、局としてのけじめをつけるために打ち切る事にした」とコメントしています。


 これね、多分投票結果がオープンになっていたせいでもあると思うんです。普通は公表されてませんものね。地元のFMラジオのランキング番組でもランキングしか発表しませんよ。そのランキングの根拠は普通シークレットです。


 投票数の結果がおかしいからチートって分かるのに、その不公平をどうとかしようとか、それはやっちゃいけませんよね。その判断は思慮に欠けていたのではないでしょうか。理由をちゃんと話せば、曲が流れなくてもリスナーは納得してくれたんじゃないかなぁ。


 放送局の判断は正しいですよね。これで誠実な放送局だと言う評判も高まった事でしょう。リスナーを騙すような事はしちゃダメです。騙し続けると一切信用されなくなりますからね。マスコミ各社さん、大事なのはそう言うとこだぞ。

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