みんなー! 夏休みの宿題は提出したかなー? 未提出は許しまへんでぇ!

 今日(※執筆時)の地元は曇り気味で、室温も29℃といつの間にか残暑と言うほどでもなくなっております。秋が始まりつつあるなと言う感じですね。このまま穏やかに秋も深まっていくのではないかなと思います。


 昨日は台風関連の話題がネットニュースでも一面を塗り潰す勢いでしたが、その話題が収束する前にまたしても大災害が発生してしまいましたね。

 次に災害が襲ったのは北海道。なんと震度6強の地震が発生しました。震度計の一部が作動していなくなったので、もしかしたら最大震度は7の可能性もあるそうです。震災レベルですよこれは……。


 今の所大きな災害報告と言えば各地で大規模な停電が発生している程度で、現状(※執筆時)大規模な人的被害などの報告は報道されていません。今後、正確な被害状況が明るみになってくるのでしょうけど、どうか火災などの人為的な災害が発生していない事を願うばかりです。


 さて、昨日は劇団四季でパワハラ的な指導を受けて人気俳優が自殺を図ったと言う話題が持ち上がったり、東京で視覚障害者が誤って線路に転落して電車に撥ねられて亡くなってしまったり、大阪で停電のために灯したろうそくが原因で住宅が全焼してしまったりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは夏休みの宿題が原因で悲しい結末を迎えてしまった話題です。先生が生徒の心にもう少し寄り添えられていれば、もしかしたら違った未来もあったのかも知れません。


 9月3日(※執筆時)、鹿児島市内の公立中学校の3年の男子生徒が自宅で自殺していた事が分かりました。直前に担任の40代の女性教諭から職員室で個別の指導を受け、帰宅した後だったそうです。

 市教委はこの件について、指導に問題がなかったかどうかを調査しています。


 市教委によれば、男子生徒は2学期の始業式があった3日、通常通りに登校。夏休みの宿題の一部が未提出だったため、放課後の午後1時すぎ頃、職員室で女性教諭から約10分に渡って宿題を提出するよう個別に指導を受けたそうです。この指導の中で進路についてのやりとりもあったのだとか。その際、同僚の教諭らが生徒が涙を流す様子を確認していたそうです。


 職員室では、宿題が未提出だった同じクラスの他の生徒数人もこの担任から個別指導を受けています。


 その後、生徒は帰宅し、午後6時頃に母親が自宅2階で自殺している生徒を発見したのだとか。遺書は見つかっていないそうです。

 この件について、市教委は「担任の体罰やいじめは把握していない」としています。


 担任は一体どんな言葉をこの男子生徒にかけたのでしょう。職員室での指導なら聞いていた先生方もいたはず。まずその内容が分からない事には何も言えません。

 ただ、多くの人の目のあるところでそんなに酷い事は言ってなかったのではないかとは思います。


 言葉にそこまでも攻撃性はなかったにしても、人にはそれぞれ指摘して欲しくない言葉があるものですから、何かのはずみで喋った一言が生徒に大きなダメージを与えた事は否定出来ない気がします。事前にその禁句を把握していれば、この結果を防げたのかも知れません。


 それと、生徒が涙を流していたとの事なので、その時点で適切なフォローが出来なかったものかなとも。中学3年生と言う進路に悩む多感で繊細な時期は何が引き金で心のダムが決壊するか分かりません。難しい話ですよね。


 この件は現代の中高生の扱いの難しさがよく分かる事例となってしまいました。先生方も過去のスタイルを踏襲するだけじゃなくて、常に生徒をよく見てその生徒に合った指導を心がけて欲しいと思います。

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