スキマニュース日記

えー、女子は頭がいいので一律減点します！

　いやー暑い暑い。今日(※執筆時)も昨日と変わらずいいお天気です。皆さん暑さに負けていませんか？　どうかしっかり対策をとって倒れないようにしてくださいね。

　熱中症関連の話題ですが、岐阜県多治見市で今年三度目の４０℃超えを記録したり、埼玉で６０代の女性が自宅で熱中症で亡くなっていたそうです。窓が閉めっぱなしだったそうなので、多分最初はエアコンを稼働させていたのでしょうね。残念な話です。

　さて、昨日は徳島で県職員の医師が他の病院で医師のアルバイトをしていたとして懲戒免職になっていたり、福岡でディスカウントショップの駐車場にイグアナが現れ警察署員が二人がかりで捕獲、後に飼い主に引き渡されていたり、埼玉県警がＴＶ番組を無断でネットに公開していた高校生ら５人を書類送検していたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは、とある大学が男女差別をしていたと言う話題です。大学側の言い分がこれまた酷くて、呆れ返るばかりとなっております。

　文部科学省の私立大支援事業を巡る汚職事件で、今年度の入試で同省幹部の息子を不正合格させたとされる東京医科大が２０１１年以降、女子受験生の点数を一律で減点するなど男子受験生を優遇していた事が明らかになりました。同大の入試の募集要項にこうした措置は記されておらず、不公平との批判が上がりそうです。

　関係者によると、同大医学部医学科の一般入試の合格者数は１０年に女子が全体の４割弱に達したため、「女子は３割以内におさえるべきだ」として、翌年以降、男子優遇の措置が取られてきたのだそうです。

　具体的には、マークシート方式の１次試験で女子の点を一律に減点したり、小論文と面接で実施される２次試験で男子の小論文の点数を加点したりしていたのだとか。

　同大のＯＢは「入試の得点は女子の方が高い傾向があり、点数順に合格させたら女子大になってしまう」とした上で「女性は大学卒業後に医師になっても、妊娠や出産で離職する率が高い。女性が働くインフラが十分ではない状況で、仕方のない措置だった」と話しているのだとか。

　入試での男子優遇措置の有無について、同大は「現時点ではコメントを差し控える。内部調査の結果はいずれかの段階で報告する」とコメントしています。

　同大を巡っては、同省の私立大支援事業で有利な取り計らいをするよう昨年５月に佐野太同省前科学技術・学術政策局長（５９）＝受託収賄罪で起訴＝に依頼した見返りに、今年２月の入試で前局長の息子を不正合格させたとして、臼井正彦前理事長（７７）と鈴木衛前学長（６９）が贈賄罪で起訴されています。

　つまりは不正の横行する下地のある学校だったと言う訳ですね。残念な話です。こんな姑息な事をするくらいなら最初から男子何名、女子何名と合格者数を絞って募集すべきだったのではないでしょうか。受験者に黙って勝手に加点したり減点したりは公平ではありません。

　しかもそうした理由がもうね……今の時代に即してないじゃないですか。医者を目指す女性を馬鹿にしてますよ、ええ。女医の離職率が高いと言ってもそれは女医になってからの話で、学校への入学時からそう言う制限をしてしまうのは違うでしょう。

　冷遇された女子が可哀想ですし、優遇された男子は情けない事になってしまいました。同じ条件で戦っていたはずなのに……。この大学の評価、下がりっぱなしですな。

　もしかして、他の医大でもこう言う調整がなされていたりするものなのでしょうか？　この際ですから、全部の医大で調査をして不正を正していって欲しいものですね。