本当に大事なのは最後の処分でした……

 今日(※執筆時)もいいお天気です。室温は31.5℃。まだまだ序の口ですよ。この程度なら快適に昼寝出来るレベル。自室は夕方からが暑いのでその頃には倒れているかも知れませんが(汗)。


 今何を上映しているのか劇場チェックしたらGW映画の名探偵コナンがまだ上映していましたよ(※執筆時)。夏映画が人気でロングランは今まで何度か見た事がありましたけど、春映画でそう言う状態になっているのは初めて見ました。それだけ人気なんですね。コナンすごい。そりゃ原作も簡単には終わらせてくれませんや(汗)。


 さて、昨日は岡山の山陽道でボランティアに向かっていた車が事故を起こして4人が重症を負ったり、被災地の視察を行っていた首相が足を痛めて広島の視察が延期になったり、絶滅危惧種の淡水魚イセタンパラがボランティアの努力で数を2万匹以上に増やす事に成功していたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは大雨被害の被災地の現在の状況の話題です。水って大切ですけど、飲み水や生活用水の事ばかりに注目が行きがちでした。

 しかし、本当に大事だったのはその結果で生まれる排水の処分だったのです。


 愛媛県大洲市では、肱川ひじかわが氾濫して甚大な被害が出ました。し尿処理施設も被災し、汚水処理が1週間以上出来ない状態が続いています。家庭の汚水槽の容量も限界に近付いており、被災者からは「排泄の事を考え、水や食事も我慢している」と深刻な声が聞かれているのだとか。


 大洲市など2市2町でつくる衛生事務組合が運営する処理施設「清流園」は、下水道が普及していない約5万8000人分のし尿や浄化槽汚泥を処理しています。

 施設は同市米津の肱川沿いにあり、今月7日の氾濫で管理棟と処理棟が150センチ近く浸水。地下のポンプは水をかぶって故障し、バキューム車で集めたし尿をためる水槽も満水になって使えなくなったのだそうです。


 なので、くみ取り式トイレを使う家庭では、今にも衛生状態が悪化しかねない状況。簡易水洗式の場合、断水で汚物を流す水もないと言う話です。

 一方、同市内の業者は「トイレが流れないなら水も飲まない、何も食べないという人がいる。ただ、汚水の引受先がない以上、回収には伺がえないとしか言えない」と悩んでいるのだとか。


 清流園によると、施設の水槽から排水して汚水を受け入れるまで2カ月かかり、浄化設備の復旧については今年度中の再開が見通せないのだそうです。

 園では近隣自治体の施設に汚水を車両で運んで処理を依頼するなどしており、他施設との調整を急いでいます。


 汚水処理、ここは盲点でしたよね。水は最悪持っていけばいい。飲んだり洗ったりは水さえあれば何とか回せます。

 けれど処分はきちんと処分しないといけない。その設備が動かないといけない。これは簡単な話ではありません。一番頭を悩ませる問題だったのですね。


 どうにか周りの協力を仰いでうまくやりきって欲しいと思います。これからの時期に食べない飲まないはとても危険。バタバタと体調を崩す人が続出する事態をどうにか避けられますようにと願うばかりです。

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