スキマニュース日記

マニアには高く売れるんだ、これ……

　今日(※執筆時)はよく晴れて心地よい風が吹いています。いいですね。澄み切った空にのんびりと雲が泳いでいて、世は全て事もなし。昨日は芸能界関係でおめでたいニュースが何件も報道されて、幸せおすそ分け状態となりました。おめでたい報告をした方々がこれからもどうか末永く幸せでありますように。

　さて、昨日は、ＴＶ番組の収録で拉致監禁を疑わせたとしてＴＢＳの番組責任者が警察に厳重注意されたり、福岡で元ヤンキー町議が未成年を夜中に飲食店で働かせたとして風営法違反で逮捕されたり、パナマ文書でまた新たに１２０万件の電子ファイルの流出が確認されたりと、この他にも様々なニュースがありました。

　今回取り上げるのは鉄道関係のちょっと不穏な話題です。実際に走行中の電車の一部品が盗まれるだなんてあってはならない話ですよ。

　６月２１日(※執筆時)、ＪＲ北海道は石北線などを走る特急列車１８３系の３両で、側面の「行き先幕」が偽物とすり替えられたり、先頭部の愛称幕がなくなったりしていたと発表しました。

　ＪＲによると１３日早朝、北海道網走市の網走駅出発前だった札幌行き特急オホーツク２号で行き先や特急名を表示する巻き取り式の幕のひとつが動かなくなったのだそうです。

　札幌まで運行後に苗穂運転所で点検したところ、フィルムの材質や文字が本来のものと異なり、約２０コマあるはずの幕が５コマしかなかったため、偽物だと判明されました。

　１５日には苗穂運転所に停車中の網走行き特急オホーツク３号でも行き先幕が動かなくなり、２カ所でのすり替えが発覚。さらに同運転所内の別の車両で、先頭部にある愛称幕が取り外され、白い幕に替えられているのも見つりました。

　被害に遭ったのは、いずれも旭川－網走間などを走る特急「オホーツク」「大雪」に使われている車両です。ＪＲによると、この列車は同運転所の他に網走駅で夜間に長時間停車する事もあるのだとか。

　行き先幕が取り付けられている箇所は外側から鍵で固定され、こじ開けられた跡はなかったそうです。

　以前もＪＲ東日本で色々不審な事が多発しているニュースを読んだのですけど、この北海道の事件もその流れの中で起こった事なのでしょうか？　実に不気味で不安になりますね。

　今回の偽物すり替え、普通に考えると内部犯の可能性が高いように思います。それか、詳しく知りすぎたマニアか（汗）。どちらにせよ許される事ではありません。

　この件について同社は盗難の可能性もあるとみて道警に相談しているそうなのですが、可能性も何も盗難で間違いないでしょうね。現役の電車の部品の一部です、欲しがる人は少なくないのではないでしょうか？

　撮り鉄、乗り鉄などの鉄道マニアの分類に盗り鉄と言うのもいるとかいないとか？　マニア間の情報を探れば、このすり替えられた部品の情報も見つかるのかも知れません。その手の方々に情報提供を求めれば、正義感の強い人が何か教えてくれたりして。そうなったらちょっとドラマチックですよね。

　とにかく、今は部品を盗む程度で済んでいますけど、行動がエスカレートしたら何が起こるか、こう言うすり替えが誰にも気付かれていない内に行われてしまっていると言う事が一番の問題なんですよね。

　今後はセキュリティを強化して、不審者がうろつけない環境にして欲しいと思います。何かあってからでは遅いですから。