下手なつぶやきは災厄の元……

 今日(※執筆時)も曇り気味で気温も低いです、地元。室温が23.5℃ですからね。6月の25℃以下はちょっと肌寒い感じがします。正午を過ぎれば流石にもちょっと気温は上がるはずですが。一応予報上の地元の天気は晴れですからねぇ。


 ゲームブックの制作に夢中になって全然普段の作品の執筆が進みません。主人公の選択を読者に委ねるので気が楽なのかなぁ。今のペースだとゲームブックは週末には完成してしまいます。楽しい時間はあっと言う間に過ぎていくものですのう。


 さて、昨日は東京でコインパークに駐車していた車の中から遺体が見つかったり、日航機の乗務員が仕事中に飲酒していた事が発覚したり、静岡でラブライブ! のマンホールが誰かに悪質ないたずらをされていたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは作者の過去ツイートが原因でアニメ化と出版が中止になってしまったラノベの話です。うーん、関係者の皆さん、残念。


 5月6日(※執筆時)、アニメ化が決まっていたライトノベル「二度目の人生を異世界で」の原作者が、過去に中国や韓国に対する差別的な発言をしていたとして、出版元のホビージャパンはこれまでに刊行された計18巻を出荷停止にする事を決めました。アニメの公式サイトも、放送及び制作の中止を発表しています。


 5月下旬のアニメ化発表後、過去に原作者の「まいん」氏がツイッターに、「中国人が道徳心って言葉を知ってたなんて」「日本の最大の不幸は、隣に姦国という世界最悪の動物が住んでいること」などと投稿していたとネット上で指摘されました。

 ホビージャパンはこれらを事実と認め「作品の内容とは切り分けるべき事項ではありますが、著者が過去に発信したツイートは不適切な内容だった」とのコメントを6日に発表。投稿はすでに削除されています。


 まいん氏は5日、ツイッターで「事実関係を正確に把握せず、深い考えもなく行った発言ではありますが、行きすぎた内容であったことを深く反省しており、不快に思われた皆さまのお許しを頂けるとは思っておりませんが、心より謝罪させて頂きたい」などと投稿しました。

 ホビージャパンの担当者は「差別を助長する意図はなかったが、表現的に無視ができない内容だった。多くの人の心情を害したと認識している」とコメントしています。


 あれまぁ、としか言えません。多分あれですね、この騒動がアニメ化発表後に起こった事から、それまでの発言を覚えていた人がこれは良い攻撃材料になると一斉に爆弾を投下したのでしょう。そんな気がしますですよ。


 問題の発言を見たのですが、テンションが2ちゃん(現5ちゃん)のノリでした。これは突っ込まれますわあ。まだ事実を書いていただけなら言い訳も出来ていたのでしょうけど。

 こう言う過去発言ほじくりは右の人も左の人も熱心にやっております。右の人は特に政治家や活動家の過去発言を掘るのが好きな御様子。ぱよちんと言う言葉もそう言う過去つぶやきから生まれた言葉です。


 どっちもどっちなんですが、何にせよそのノリを表に出すのはとてもリスクが高い訳ですよ。その自覚は持って欲しかったですね。

 匿名掲示板の発言なら好き放題言っていいかと言うと語弊もあるのですが、少なくとも表のアカウントで作者公式で堂々と発言するよりはよっぽどリスクは少ないと思います。


 自分が発言したんだと言う主張をしたかったと言うのなら、その結果が今返ってきただけだと言わざるを得ない気がします。


 ただまぁ今回の処分は行き過ぎな気はしますね。アニメ化中止までは想定内でしたけど……。今頃騒ぎに火をつけた人々は得意げに笑っているのでしょうねぇ。


 リスクの大きそうな話題になればなるほど、その発言には気をつけないといけません。そうして出来ればどっちにでも取れる言い方をしてごまかせるようにしておきましょう。やばいと思ったら即削除。これ、鉄則です。特に名前が売れてきたら何を理由に攻撃されるか分からないですからね。


 こう言うのは普通の人の方がよっぽど気をつけているのかも知れません。なにせアカウントを5つも6つも使い分けていたりしますし(汗)。一番はそう思ってもつぶやかない、なんですけどね。

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