貴様、たるんどるぞ! 男を見せてみろッ!

 今日(※執筆時)は曇り時々雨です。流石に今回は予報も当たった模様。明日の予報は晴れになっているのですけど、これはちゃんと当たるかなぁ(疑心暗鬼)。

 曇っているのもあって現在の室温は25℃。うん、実に快適でござる。明日は晴れるようなので一気に不快指数が上昇しそう。ま、時期的にね、仕方ないですね。


 さて、昨日は14年前の女児殺害事件の容疑者がようやく判明したり、長崎で高齢者3人が団地から転落して亡くなってしまったり、群馬・栃木・茨城の北関東三県で学校の水道の蛇口やシャワーヘッドが盗まれる事件が相次いで発生していたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは消防署内でのパワハラの話題です。あの手の職場は体育会系の雰囲気がありますし、パワハラも日常茶飯事のようなイメージがありますよね。


 5月30日(※執筆時)、群馬県高崎市の市等広域消防局は部下への指導中に下半身の露出を要求するパワーハラスメント行為があったとして、高崎北消防署の分署長の男性司令長(54)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしました。

 井草明仁局長や当時の北消防署長ら5人の監督責任も問い、文書による訓告処分にしたのだそうです。


 消防局によると、分署長は2016年の勤務日の午後9時頃、職場の食堂で40代の男性職員を1~3時間にわたって叱責しっせき。「男を見せてみろ」と発言し、職員は同僚がいる中で下半身を露出したのだとか。


 調査に対し職員は「そうしなければ場が収まらなかった」と話し、分署長は「下半身を露出するように言った覚えはないが、(職員が)露出した事はあった。全て私の責任。申し訳ない事をさせてしまった」と話しているそうです。


 分署長は別の消防署の署長補佐だった14~15年、20代の男性職員に同様のパワハラ行為をしていた事も判明しています。


 井草局長は「処分理由は下半身の露出を要求した2度の行為だが、(2人の職員を含む)複数の部下や同僚への長時間の叱責など、行きすぎた指導もパワハラと考えている。消防局の体質を変えていかなければならない」とコメント。


 今回の問題は、5月初めに市長宛てに匿名の投書が届いた事で消防局が内部調査し、そこで発覚したもの。市職員課によると、パワハラ行為を理由にした懲戒処分は高崎市では初めてなのだとか。


 男を見せろってそう言う意味? って言うか、意味が違うならその場で違うわって逆に怒るでしょ普通。それをしなかったって事は……(汗)。記事を読むと、この消防署ってとんでもない職場なんだなってイメージしか沸きませんね。


 消防署員って海外、特にアメリカなんかではヒーロー扱いなんだけど、日本では職員が制服のまま外食しただけで疎まれてしまう不遇の扱い……。ただでさえ外部からの目が厳しいのに内部でもこんな扱いだなんて、日本の消防職員の職場環境って本当にキツいですよね。


 体育会系の良さは上手く行っている時に発揮されます。チームワークが大事なので息が合っていれば消火活動もスムーズに行われ、被害も最小限に抑えられる事でしょう。そう、上手く行っているならば何も問題はないのです。

 けれど一旦歯車が狂ってしまうと一転してパワハラの嵐に……口で言っても分からなければ肉体言語の世界です。これ、リーダーがどれだけ部下をまとめられるかって言う話でもありますよね。


 今まではそれで良かったのかもですが、これからはもうパワハラは通用しない時代です。もっと部下を大事に扱って、上手く育てていく環境を作って欲しいものですね。

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