今日も幽霊のおかげで飲み食い出来るぞー!

 今日(※執筆時)はいいお天気で気持ちがいいです。初夏の陽気! 現在の室温は24.5℃。ちょうどいいですなぁ。

 これからどんどん暑くなっていく事を考えると、本当、季節はこのまま止まって欲しいなと思ってしまいます。世の中そんな甘い話はありませんけれども。

 夏は夏でスイカが美味しかったり、麦茶が美味しかったりと、悪い事ばかりでもありませんしね。


 さて、昨日は、兵庫で一歳児がスマホのストラップを巻き付けて意識不明の重体になってしまったり、埼玉で下りの普通電車が線路内に放置されていた自転車と衝突したり、愛知で免許の返納について口論になった挙げ句に自宅に放火した男が逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは日本各地に存在する消防団についての話題です。世代の違う団員と打ち解けるために飲み会を行うのはいいとして、そのお金の出処が問題になったのですね。


 2015~16年度、岡山市が一度も活動していない348人の消防団員に計1460万円の報酬を支払っていた事が分かりました。

 この348人は、全消防分団が原則参加する年1回の訓練大会やその練習にも参加しておらず、「幽霊団員」の可能性があります。これは公金の流用、緊急時の団員不足などに繋がりかねず、市消防局は実態調査を始めるそうです。


 長期間活動していない団員の存在は各地で問題化していますが、これだけ大人数の存在が判明するのは異例なのだとか。


 市消防局によると、17年度において岡山の市消防団は全99分団に4577人が所属しています。市は活動実績に関わらず、各団員に年2万1000円(一般団員)の報酬を支払っているのだとか。

 また、団員が出動すると各分団長が市に報告し、出動に応じて市が団員に手当を支給するようにもなっています。全分団が原則参加して消火技術を競う年1回の操法訓練大会などへの参加も支給対象です。


 市の調査の結果、15~16年度で全体の約8%に当たる348人は出動・訓練参加の報告がゼロだった事が判明しました。


 消防庁の通達によると、報酬・手当は団員個人の口座に振り込むことになっていますが、消防団の関係者によると、実際には分団側が口座を管理しているケースが少なくないのだそうです。


 ある分団の現団長は団員には入団時に誓約書を書いてもらい、同意の上で口座を管理していると主張しています。こうして集めた報酬は分団の経費の他、飲み会や旅行の代金の一部などに充てていると説明しました。

 事実上退団した団員の報酬を使っている事については、「うちでは原則、後任を連れて来ないと辞められないので団員という認識だ。分団の責任ではない」と話しています。


 同市のある消防団員は「仕事も年代もバラバラな人達がまとまって行動するには、日頃から付き合いを深めておく事が重要で、飲み会は必要だ」と理解を示しているのだとか。


 今日も幽霊団員のお金で酒が飲めるぞ~。飲める飲める飲めるぞ~♪ ってな訳ですな。この飲み会、団員になったら強制参加なのだそうです。ひょえ~。

 主な会場は分団の倉庫の2階で、チラシずしやすき焼き、缶ビールなどが出るそうです。飲食代は無料で、疑問に思った団員が分団長に尋ねたところ、「みんなの報酬や手当で賄っている」と言われたのだとか何とか。闇が深いっすな。


 実際、こう言う話は公然の秘密状態なんじゃないかと思います。今回はその闇が暴かれただけ。ただ、それが表沙汰になると言う事は、もうこう言う事が許される時代ではなくなったと言えるのかも知れません。


 本来、飲み経費は飲み経費、団員の報酬は団員の報酬と分けなければなりませんよね。不正に市から金を引き出して使うのは詐欺です。今まではうまく誤魔化せていたとしても、こうして表沙汰になった以上、今後はもう同じ事は出来ないでしょう。少しずつでもクリーンになっていけたらいいですよね。

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