もうコイなんていないなんて……

 今日(※執筆時)も地元はストレスフルないいお天気です。流石日本一ストレスのない愛媛県。おいでよ愛媛。室温も正午で23℃と完璧です。これ以上上昇するんじゃねぇぞ……(歩道に倒れ込みながら)。

 あ、腹部の痛みですが、かなり感じなくなりました。やっぱり診てもらうほどじゃなかったって事なのかな? 悪い方に考えてもキリがないので、この件は一応これで終了と言う事で(初期症状を見逃して手遅れになるパターン)。


 さて、昨日は熊本の東海大星翔高校の野球部員が連係して火事を消化したり、日銀の職員が記念硬貨を155万円分ちょろまかしていた事が発覚したり、東京で連続コンビニ強盗を紙パック酒の鬼ころしを目印にして捕まえたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは善意が空回りしたこいの話です。恋ではありません。鯉のお話。それにしてもこれは残念で残酷な悲しい話ですよ、本当に。


 4月18日(※執筆時)香川県は高松市にある国の特別名勝・栗林りつりん公園の池の鯉がコイヘルペスウイルス病(KHV病)により大量死し、国の指針に基づいて園内の残り約750匹をすべて殺処分すると発表しました。


 県栗林公園観光事務所などによると、園内では六つの池にニシキゴイとマゴイが約千匹いましたが、2月初旬からこれまでに247匹が死んだのだそうです。県が死んだ鯉を検査し、17日にKHV病と確定したのだとか。すでに池からの排水を止めており、今後池にいる全ての鯉を殺処分するとの事。


 江戸時代から続く日本庭園の栗林公園は、池を優雅に泳ぐ鯉が見どころのひとつ。

 ですが、最近は野鳥に食べられるなどして数が減り、県や地域住民らでつくる団体は2016年、若いニシキゴイを放流しようと、インターネット上で出資を募るクラウドファンディングを実施。目標の60万円を大きく上回る250万円が82人から集まり、17年までに計400匹を放流しました。


 1万円以上の出資者52人にはコイの命名権も与えられ、自分や孫にちなんだ名前などを付けていたのだそうです。

 同事務所の担当者は「こんな事になり残念。ご支援いただいた方には申し訳ない」とコメントしています。


 これって、アレですよね。鳥インフルエンザが発生した時と同じ対応です。きっとこの病気が広がると他の魚も死んでしまう危険性があるって事なんでしょうね。理屈では分かってもやるせない話です。

 せめて無事な鯉だけも隔離とか、そう言う事が出来ればいいのに。


 クラウドファンディグで出資した人もきっと悲しんでいると思います。鯉が生きている間はずっと楽しめると思ったいた矢先にこれですから……。


 ネットコメントによると、この若い錦鯉の放流こそが病気の原因だと言う方もいらっしゃいました。古参の魚の中に新規の魚を合流させる時は気を付けないと、そこで失敗してしまったせいで全滅してしまうのはよくある事例なのだとか。

 この放流自体に問題があったとしたなら、企画担当者は専門家と協力してもっと慎重に事を運ばせるべきでしたね。


 全ての鯉を処分すると言う事は、池にはまた新たに鯉を放流する事になるのでしょうか。ここは鯉が売りのひとつですし……。だとするなら今度はもっとしっかり管理をして欲しいですね。

 もう二度とこんな悲しい事が起こりませんように。

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