そして街は無音になった……

 雨が止みませぬね(※執筆時)。聞く所によると関東の方では名残雪なのだとか。ちょっと前まで4月下旬の気温だったのにって話ですヨ。見事に三寒四温ですね。

 確か去年も3月の下旬に低気温が続いたんでしたっけ? それで桜の開花が遅れたんですよね。今年はどうなりますかなぁ。


 さて、昨日は年金機構がまたポカをやらかして今度は31万8000人の入力ミスが発覚したり、熊本県警で上司が部下にパワハラを繰り返していた事が発覚したり、大阪で中学教師が自分の職場の女子トイレに盗撮目的で侵入したとして逮捕されたりと、この他にも様々なニュースがありました。


 今回取り上げるのは悪名高いジャスラック関係の話題です。彼らのある意味横暴な言い分がまた通ってしまいました。音楽教室問題も教室側の訴えは通りませんでしたし、何だかなぁ……。


 3月19日(※執筆時)、札幌地裁で店内で流すBGMの使用料を支払わなかったとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)が札幌市中央区の理容店の男性経営者(48)を相手取り損害賠償などを求めた訴訟の判決がありました。

 谷有恒裁判長は「著作権の侵害が認められる」として、経営者に約3万1千円の支払いと楽曲の利用差し止めを命じました。協会が管理するBGMの無許可利用に関する訴訟の判決は、全国で初めてだそうです。


 理容店は2014年5月以降、協会が管理する音楽著作物の利用許諾契約を結ばずにBGMとして店内で流していました。協会は使用料の支払いを求め民事調停を申し立てましたが調停が不成立となり、昨年7月に提訴をしていたのです。


 この結果を受けて、経営者は「司法の判断に従う」と話し、控訴しない方針なのだとか。同協会は「主張が適正に認められた」とコメントをしているそうです。


 昔はね、お店で自分の買ったCDを店内BGMで流すのは普通でした。あちこちで店員の好みの音楽が流れていたんです。それが結果的に音楽業界を盛り上げていた事も否定出来ないと思うんですよね。だからこそ当時のジャスラックはな~んにも言わんかった(個人の想像です)。

 今のジャスラックが取れるところからは尻の毛まで抜く様になったのは音楽業界が不振だからと言うのは多くの人の認識するところですよね。

 ただ、そうする事で悪循環に陥ってると言う事はジャスラック自体認めたくはないところでしょう。事実そうなっている訳ですが。


 大人げないんですよね。そうやってちびちびむしり取ったとして、一体どれだけの利がこの利権団体にあるのでしょう? 戦略を間違っているとしか言いようがありません。収入が少なくなったならその形態に合わせて組織もスリムにするべきなんですよ。取ることばかりに躍起になって、自分の身は削らないとか虫が良すぎるんですよね。


 私の見立てでは形振なりふりかまっていられない動きを見せる今のジャスラックはその内身が持たなくなるのではないかと思います。時代に合わせた変化を見せるのか、それとも自然消滅してしまうのか……。

 著作権管理自体は大切なものですし、出来ればみんなに愛される団体に生まれ変わって欲しいと願うばかりです。

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