よっしゃ野菜泥棒を捕まえたやで! あ、あんたは?!
今日(※執筆時)も比較的温かいです。これでもう寒さのピークは過ぎたのだと断言出来そうですね。スーパーでは春を象徴するカルビーの春ぽてとも並び始めましたし。私、カルビーのポテトチップスでこの時期に出回る春ぽてとが一番好きなんですよ。何がいいってあの味付けです。あま旨塩味、癖になりますよ~。
さて、昨日はフジテレビの朝の番組、特ダネが存命の人を故人としてテロップを出したり、更に放送した2特集が放送倫理違反と判断されたり、茨城で教員免許もないのにずっと教員を続けていた女性が逮捕されていたり、大阪で暴力団員が組の事務所にトラックで突っ込んでいたりと、この他にも様々なニュースがありました。
今回取り上げるのは野菜泥棒についての続報となります。昨今の野菜の不作による値段の高騰が生み出したこの悲劇、犯人を捕まえてみればそこには悲しい現実が――。
2月7日(※執筆時)長崎県警は同県南島原市の畑で約30キロのブロッコリー(約2万3千円相当)を盗んだとして、同県島原市の農業、松崎晴敏容疑者(65)を窃盗の疑いで現行犯逮捕しました。「間違いありません」と容疑を認めているとの事です。
南島原署によると、7日午後7時ごろ、南島原市の農業男性(53)が所有する畑近くにトラック(2トン)が長時間止まっているのを男性の知人が発見。不審に思い、トラックの近くにいた松崎容疑者に声をかけると逃げ出したのだとか。
トラックの荷台や付近には畑に植わっていたブロッコリーが入ったプラスチック製のコンテナ4個があり、この知人男性が松崎容疑者を取り押さえて110番通報し、警察官に身柄を引き渡したのだそうです。
この冬は各地で天候不順や寒さなどの影響で野菜の高騰が続いています。独立行政法人農畜産業振興機構(東京)のまとめでは、1月のブロッコリーの価格は過去5年間の平均と比べ、1.4~2.1倍になっているのだとか。
南島原署によると、松崎容疑者もブロッコリーの栽培をしているといい、盗んだ動機を調べています。
犯人が明らかになるまでは外国の窃盗団が暗躍しているのでは? とも噂されていた野菜盗難事件、犯人を捕まえてみればその正体はご近所の同業者でした。何この闇の深い問題。ちょっとすぐには言葉が出てきません。
考えてみれば納得出来る部分はあります。大量に作物を盗んだとしても、それを換金出来る手段を持っていなければ意味がありません。同業者ならその手段を持っています。自分達も利用していますからね。他人の手柄を横取りって訳ですよ。
勿論全ての作物盗難事件の犯人が同業者とも言いきれないでしょう。ただ、同業者が絡んでいる割合は少なくないのかも知れません。同業者なら作物を育てる苦労も当然知っているはずなのに何故? 自分のところの作物が不作だったからなのか、それとも――。
この手の事件ですぐに思い浮かぶのがさくらんぼの盗難事件。私はその事件をきっかけに農作物の盗難事件がある事を知りました。あの事件も犯人が捕まったと言う話は聞きません。あの事件も同業者が犯人なのでしょうか?
あれから何年経った事でしょう。今では何かが高値になるとすぐに盗難事件の発生する淋しい世の中となってしまいました。本当に残念です。
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