2017年10月
やせいの イノシシが あらわれた!
10月に入りました(※執筆時)。新しいクールの始まりですね(アニヲタ感)。衣替えの時期ですが、すっかり半袖と薄い布団ががきつくなりました。季節と暦はしっかり連動していますね。不思議不思議。暦を設定した昔の人の感覚ってすごい。
そんな訳で季節の変わり目は体調を崩しやすいので、みなさんどうか気を付けてくださいね。
さて、昨日はベビーシッターが男の子同士に猥褻な事をさせていたり、日産が自動車完成時の検査で資格のない人に検査させていたり、落下していた桜の木の撤去をしていた警察官が木から落ちてそこを通行中だった人に重症を負わせたりと様々なニュースがありました。
そう言うニュースの中で今回取り上げる話題は実に野性味あふれる事件です。私の地元も田舎ですけど、流石にここまでの体験をした事はないですねぇ。
9月29日(※執筆時)午後7時25分頃、神戸市東灘区西岡本の路上で、近くに住む女性がイノシシに尻をかまれ、軽傷を負いました。
兵庫県警東灘署によると女性は買い物帰り。イノシシは女性を襲った後、肉や卵が入ったレジ袋をあさっていたと言う事です。
現場は阪急神戸線岡本駅の南西約900メートルの住宅街になります。
ニュース自体はこれだけの短いものですけど、人が普通に生活している所に当たり前のようにイノシシで出現するって冷静に考えるとすごく怖いですよね。
私の地元もコンビニが一軒しかなくて駅が無人駅って言う結構な田舎なんですが、普段はイノシシなんて見る事はないですよ。周りは自然が一杯でイノシシも普通にいますけど、人を恐れているのか、まず人前に姿は表しませんね。
神戸って以前から住宅地にイノシシが出現していたみたいで、イノシシ関係の話題が出る度にコメントとかで目にしてました。何でも近くの山では餌付けとかもしているのだとか。それで現地のイノシシは人に慣れてしまったのかも知れません。野生動物が人を怖がらなくなると、やはりその先はこう言う被害に繋がってくるんですね。
今回の事件、イノシシに尻を噛まれて軽症だったのは不幸中の幸いだったようです。何故なら襲われた部位によってはもっと重症になったかも知れないから。このニュースのネットコメントによればイノシシに指を食いちぎられた人までいるそうです。怖や怖や……。
実際、イノシシって凶暴な生き物ですからね。熊と違ってあちこちにいるし、海を渡ってやってくるし、軽自動車くらいなら車の方が大きな被害を受けてしまう程だそうですし。見かけたら逃げるが勝ちです。猪突猛進ですからね。
今回のように手持ちの食べ物が目当てなら、買い物袋を投げつけてその間に逃げる事が推奨されているのだとか。
私達に一番身近な野生の猛獣がイノシシと言えます。昔は猟師さんの格好の標的でしたが、猟師さんの数が減って今後は数を増やすかも知れません。
滅多に姿を見せない地元のイノシシですが、前に一度だけ目にした事はあります。その巨体は夜の道路を歩いていたんですけど、車のライトに照らされて逆光になったそのシルエットは実に神々しかったです。
神戸のあたりで目撃例が多いのは餌付けの影響ではないかと言う話ですが、こう言う話を聞く度に野生動物と人間の関わり合いについて考えてしまいますね。あんまり近付き過ぎるとお互いが不幸になります。どうにか適切な距離感を保って付き合っていきたいものですね。
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