前のエピソード――実在してしまったのか……

　残暑が厳しいザンショ……。

　はい！　と言う訳で場がいい感じに冷えたところでですね。今回もまた書かさせて頂こうかなー、なんて思っている訳でございますけれども。どうしてベタな漫才風にですね、書いているかと言う事なんですが、正直言いまして、えー、冒頭で語るネタがですね、えー、特にないんですね今回。なので、そのー、ぶっちゃけ文字数を稼いでいるだけでありまして。

　え？　ネタがないないならとっとと本題に移れ？　そ、そうですね、では早速本題に移りたいと思いますです、はい。今回はとんでもないものが盗まれたって話題です。ではどうぞー！

　７月から８月中旬にかけて(※執筆時)、栃木、群馬、茨城、埼玉、福島各県の県立高校の硬式野球部でグラウンドの物置などからボールなど野球用品が盗まれる被害が相次いでいる事が各県の県警や高校野球連盟への取材で分かりました。

　１８校で計９１００個以上のボールの他、バットや部員のグラブも被害に遭っているそうです。一部の学校では物置などの鍵が壊されており、各県警は窃盗事件とみて捜査しています。

　栃木県高野連によると、７月中旬から今月１６日までに宇都宮、栃木、小山、真岡の４市の７校で、新品や使用済みのボール計約３４００個などが被害に遭いました。うち約１５００個は栃木農から盗まれています。

　埼玉で被害に遭ったのは久喜市の久喜北陽と栗橋北彩、鷲宮の３校と幸手市の幸手桜、杉戸町の杉戸農の計５校。７月末までにボール計約２６００個が盗まれていた事が判明しています。

　茨城では７月下旬から今月上旬にかけ、日立市の日立北と結城市の鬼怒商の２校で計約１２００個が被害に。群馬では今月上旬、伊勢崎市の伊勢崎工と伊勢崎、太田市の新田暁の計３校で計約１５１０個、福島でも同じ時期に、いわき市のいわき総合で約４００個が、それぞれ盗まれた模様です。

　これは組織的な犯罪のにおいがしますね。個人が出来心で盗んだって規模を遥かに超えています。野球用具が金になると睨んだ組織が学校を狙った。普通の人はそんな発想なんてしませんよ。となると犯人は――。

　そもそも使用済みの中古品ですからね。売却したとしてもひとつひとつは大した金額にはならないはず。ルートで言えば国内と言うより海外でしょうか？　いや、分かりませんけど。

　犯人を早く確保しないと規模は増大していく事でしょう。被害に遭った学校の共通点を探りながら一刻も早く犯人を確保して欲しいと思います。ただ、範囲が広いから特定するのは骨が折れそう……犯行は多数の県をまたいでいますしね。すべての事件が同一犯かどうかも分かりませんし。どうか警察の縄張り問題とかがネックになりませんように。

　それにしても学校が狙われるとなると、今後も校内の高額な物とかが窃盗の対象になりかねませんね。学校の備品は全てが青春の汗と涙の結晶です。どうか大切な思い出が何も知らない無関係な金目的の赤の他人に盗まれるような事がありませんように。