両親は見た!

 お盆真っ最中な中(※執筆時)、いつものように先回り国民がUターンラッシュを始めていますね。早いよ! 

 でもそれが毎年の光景ですし、祖母在命中に私の家に帰省していた親類も早い人達は早めに来て早めに帰っていました。アレがもう30年以上前の話ですからね。

 同じ期間に集まり過ぎて私達家族に負担をさせまいと言う考えだったのかも知れませんけど。あ、うん、多分それだ。


 お盆の思い出は色々ありますけど、親戚が誰ひとり帰省しなくなって花火すらしなくなったのは少し寂しい気もします。ただ、いつもの家族で花火をしてもそんなに楽しいとも思えません。あれはやっぱりお客さんがいて楽しめるものだったのだなぁ。


 さて、今回取り上げる話は何て言うか情けないニュースです。そう言うニュースこそがこのへっぽこエッセイに相応しいのですけどね。


 8月13日(※執筆時)警視庁は、東京都東村山市の大学生、中村賢太郎容疑者を強盗致傷の疑いで緊急逮捕しました。容疑はスーパーで女性客から現金を奪った上に首などを切りつけたと言うものです。

 中村容疑者は「やっていない」と容疑を否認していますが、偶然店内に居合わせた両親が犯行の一部を目撃しており、「息子がやったかもしれない」と110番通報したのだそうです。


 東村山署によると、中村容疑者は12日午後7時20分頃、自宅近くにある西友久米川店の1階レジで、客の女性が店員に支払おうとしていた1万円を奪って逃走。追いかけてきた女性の首や顔を刃物のようなもので切りつけ、2週間のけがを負わせた疑いがあります。


 まさに両親は見た! 状態ですよね。自宅の近くで犯行なんかするから……。もしここで両親が声をかけていたらこの犯罪は未遂で済んだかも知れません。普通、親の目の前でそんな凶行には走れませんもんね。


 悪い事をした子供に対する親の反応はかばうか責任を取らせるかのどちらかですが、こちらの両親は後者でしたね。うん、とても立派で素晴らしいです。

 ただ、それは現場に居合わせていたからなのかも知れません。現場にいなかったら子供の言葉を信じていてかばっていた可能性もありますよね。


 それにしても両親が目にしているのに容疑を否認する息子……情けないですね。目の前の現金を見て魔が差して、その興奮状態で自分のした行為を覚えていないのでしょうか? まだボケるには早いですよ! 

 警察だってしっかり物証が揃ったので逮捕に踏み切ったのでしょうし、いつまでも意地を張っていても無駄でしょうに。とは言え、まだ容疑の段階ではあるので断言は禁物ですが……。


 と言う訳で立派な両親と愚かな息子の話題でした。子育ての難しさを感じますね。どうかこの容疑者が今後しっかり反省しますように。

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