あれ? ちょっと請求額が多いかな? まあいいか!

 ヒアリ発見の勢いが止まりませんね(※執筆時)。1匹から始まって100匹になり、ついには700匹。これ絶対情報を小出しにしているでしょ。近日中には女王アリ発見とか報道されていそうです。ま、そう言う日が来ても、もう別に驚きはしませんけどね。

 北海道で30℃超えの日々が続いたり、愛知県で大雨だったりと相変わらず日本の気候も荒れに荒れております。予想の付かない日々はこれからも続いていくのでしょう。


 地元の異常と言えばセミの減少が気にかかります。今までもセミが鳴き始めるのが遅い年はありましたけど、鳴き始めたら一斉に鳴いていたんですよ。

 でも今年は違います。蝉の声はたまに聞こえるんですが、基本的に静かなんです。どう言う事かと言うとセミの個体が少ない。これは何かの前触れだったりするのでしょうか?静かな夏は不気味です。夏はセミが元気でないとね。


 さて、異常と言えば、メーターの検針でとんでもない額を請求されると言うニュースがありました。


 7月14日(※執筆時)、滋賀県甲良町が町内の一般家庭1軒の4月分の水道料金を約1000倍も誤って請求し、160万円余りを引き落としていた事が分かりました。町は世帯主の男性に謝罪して過大請求分を返還したそうです。


 町によると、男性方の本来の使用料は上下水道共に基本料金(上水道1620円、下水道1290円)だったにも関わらず、上水道161万9000円、下水道222万4000円を請求。5月31日に男性の銀行口座から上水道分が引き落とされました。下水道分は残金が足りず引き落とされなかったそうです。


 これは前月に3月分の使用量を検針した際、本来は17トンしか使っていないのに16トン過大な累積使用量の数値を検針員が誤って入力。男性方では4月に10トンしか使わなかったため、4月分の検針の際に累積使用量の数値が前回より減る形となりました。


 水道を一ヶ月単位の累積利用水量で換算するとトン単位になるんですね。単位が大きいんでびっくりしますが、考えてみればそのくらいは使うものなのでしょう。日本の水の豊かさを実感しました。

 さて、この時点でとんでもないミスなんですが……(汗)。更にこの事でミスが続く事になります。


 同町のシステムは4桁の水道メーターが一回りしたと誤認し、男性が1カ月で9994トンもの水を使ったと判断して誤った請求をしました。担当の建設水道課では使用量が多過ぎる際は異常水量一覧表を元に確認する事になっていますが、担当者は4月分の検針値のチェックで値が誤っていなかったため、そのまま請求したのだそうです。


 うーんこの無能職員……。この人は機械の数値を実直に信じるタイプのようです。如何にも公務員らしいと言うか……想像力を余り働かせられない方のようですね。


 この件の顛末なのですが、月末の入金状況をチェックした際に下水道料金が未払いとなっていた事から課員がその異常な請求に気付きます。

 それで男性には6月5日に謝罪したのですが、その時まで過大請求に気付いていなかったと言う話です。


 銀行引き落としは危険。はっきり分かんだね。って言うかこれ残高が十分あって下水料金まできっちり引き落とされていなかったら発覚しなかったと言う恐ろしい事件ですよね。異常な額の引き落としにいつかは気付くんでしょうけど。

 ただ、そうなっていたら役所側は自発的には気付かなかったかも。何しろお役所仕事ですから(汗)。


 男性もまた田舎特有の大らかな気質の持ち主のようです。普通、異常な引き落としがあったらすぐに気付きますもんね。この問題も過大請求分の金額が戻って、町からの謝罪があった時点で水に流していそうな気がします。


 ミスの連続であり得ない結果を生み出した今回の事件。この件はこれで解決しましたけど、似たようなミスはこれまでには発生していなかったのか、ちょっと気になりますね。町の信用にも関わるので本当にしっかりして欲しいと思います。

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