は?

 東京ヒアリ騒動、一夜明けたら(※執筆時)その数が100倍になってましたね(汗)。100倍て。数が増えるにも程があります。これは……もしかしたらもっと多くの数が解き放たれていた可能性ガガガ……。


 関東の皆さん、それっぽいアリを見つけても近付かないようにしてくださいね。下手に在来のアリを殺しちゃうとその数の減った所にヒアリが紛れ込んじゃいますよ。

 ヒアリ警察さんがヒアリ報告を分析していますが、今のところ正しいヒアリの報告はありません。どうか落ち着いて冷静な対処をして欲しいと思います。


 さて、話は変わりますが、私が昨日見たニュースで一番ショックを受けたのが今回の話題になります。実は今回はニュースじゃありません。ある企画に対しての記事です。

 それでもどうしても書かなくちゃいられなかったんだッ!


 ディズニー/ピクサー「カーズ」シリーズの最新作「カーズ/クロスロード」が、実写ドラマ化(https://www.youtube.com/watch?v=oBlE4X_B_ck)される事が決定しました。主演は俳優の野村周平が務め、特設サイトなどで配信される模様です。


 は? カーズの実写化? 私は目を疑いましたね。オーケーオーケー。まずカーズの実写化、その企画自体は分かった。アレだろ? カーズは車が生命を持った存在として描かれていた、その実写化と言うからにはレーシングカーを運転するドライバーが主役って話だろ? そうに決まっている!


 この実写ドラマは、「カーズ/クロスロード」のストーリーになぞらえた、完全な日本オリジナルドラマ。ディズニー/ピクサーのアニメーション映画としては、史上初めての試みだそうです。


 ほほう、ディズニーが初めて挑戦する番宣ドラマね、うんうん。

 しかしよく考えたなぁ、カーズの実写化って。車を揃えるだけでも予算とか大変――ディズニー資本ならそこは余裕かな……?


 ドラマの内容は、天才レーサーの主人公ライトニング・マックィーンの物語を、陸上競技に全てをかけるランナー・幕井雷斗に置き換えたもの。


 は? は? は? ランナー? は? 車じゃない? はああああああ?


 映画本編では、これまで華々しく活躍してきた天才レーサー“マックィーン”が、ストームをはじめとする次世代レーサーたちとの激闘で大クラッシュをしてしまい、人生の岐路=クロスロードに立たされる物語を描いていますが、ドラマ版も陸上部でエースとして活躍していた幕井のもとに、才能あふれる1年生ツトムが現れるところから始まります。そして激しい競争の中、幕井は競技中に激しい転倒をしてしまうのだ。


 これがカーズの実写化? 車の出てこないカーズ? それじゃあランナーズじゃん。カーズ違うし! 誰が考えたのこれ? それに何でディズニーが許可出してるのこれ? そもそも企画したのがディズニーなの? 


 控えめに言ってこれ全然映画の追い風にならないと思います。カーズファン誰もこんなの求めてないよ? これ見て映画観ようなんて誰も思わないと思うよ? 訳が分からないよ!


 主人公の名前が幕井雷斗まくいらいと……まっくいんらいと……マックイーンライトニング……ダジャレか! キツイわ!


 物語は幕井を支える仲間・来栖とともに、“人生の岐路”(クロスロード)に立ち、運命の決断を前に仲間達との絆を深めていく展開となっており、映画さながらのドラマとなっています。

 まさに映画「カーズ/クロスロード」に登場するクルマたちの物語を擬人化した内容で、ディズニー/ピクサーが実写ミニドラマ化の企画を“公認”した、きわめて異例の展開となりました。


 ああ、『公認』ね。つまりディズニーからの企画ではないと。そこは一安心したよ。まさかディズニーがこれを率先して作ったのだったしたら本当に失望するところだった。って言うかそもそも公認して欲しくなかったなぁ。


 って言うかまだ登場人物が車のきぐるみを着て走る方がなんぼかカーズっぽさを感じるわ! 昔はよくひょうきん族でそう言うのやってたよね。ああ言う映画パロディコント、今の時代には受けないのかなぁ。結構面白かったのに。


 カーズって物語の展開としてはすごくベタで、それをあのキャラが演じるから面白いところがあったんですよね。それを人でやったらただのベタなドラマで寒いだけ。

 制作スタッフはそんな寒いドラマを作って自己満足している。本当、溜息すら出ませんよ。


 本当にこのニュースを見た時は何でも実写化する日本の勘違い体質が極まったと感じましたね。このやっちゃいけない実写化、悪い意味で伝説になって、どうかみんな悪夢から覚めて欲しいと思います。

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