こらーっ!何度言わせれば気が済むのッ!

 皆さんの学生時代、どんな先生達と出会いましたか? 楽しい先生、怖い先生、キャラの濃い先生や、存在感のない先生など個性豊かな先生方がいたのではないかと思います。

 どんな学校にも名物教師と呼ばれる人はいて、そう言う先生の話は担当学年だけでなく学校全体に、更には他校にも伝わっていたりするものですよね。


 私が出会った中で一番キャラの濃かったのはすごく忘れっぽくて喋っている途中で喋り始めと意味の違う事を言う先生かな。私達生徒はみんな彼の事をボケマンと呼んでおりました(ヒドイ)。

後、見た目がカマキリっぽくてキレたら何するか分からない先生(その先生が実際にキレた事はなく、あくまでイメージ)とか、今でも鮮明に思い出せます。


 先生が個性豊かで楽しいだけならいいのですが、どんな学校にもひとりは怖い先生っていましたよね。その先生が授業をする時だけは教室が恐ろしい緊張感に包まれます。

 こう言う先生も必要だとは思うのですが、時代の流れでそう言う先生が生き辛くなっているのが今の教育環境でしょうか。何事もやり過ぎはいけませんけどね。


 今年の4月(※執筆時)、松山市立清水小学校の女性教諭が5年児童に「私が担任だったらぶち殺す」などと暴言を吐いていたそうです。女性教諭は不適切な発言だったと認め、児童に謝罪。5月の学級PTAでは校長と担任教諭が保護者に経緯などを説明し、謝罪しました。


 暴言を受けて同校が5年児童全員から聞き取ったところ、この女性教諭は他の時にも児童に「アホ」「バカ」などと発言していたと答えた児童が複数いたそうです。市教委は女性教諭を処分する予定はないとの事。


 市教委によると、女性教諭は担任を持たない専科の教諭として児童らを指導。市教委に匿名での電話があり、女性教諭に聞いたところ暴言を認め、「児童がふざけていたため」と弁明したと言います。


 市教委学校教育課は「極めて不適切な指導だった。再発防止のため各小中学校長に注意喚起をした」と話しています。


 中学や高校の生徒ならその言葉も受け入れられそうな気もしますが、小学生相手にその言葉は刺激が強い気がしますね。大体、少年漫画でも今の時代『殺す』なんて言葉は使われないじゃないですか。気が立って注意するにしても、話す相手の年齢を見て言葉は選ぶべきですよね。


 モンペとか、生意気になっていく子供とか、最近の学校環境は少子化の影響もあって子供の立場が昔より強くなっているような風潮がありますよね。学校によっても違うと思いますけど。鬱になる教師も増えているとか何とか……。


 そう言う中でおかしな事をしている児童がいたらしっかり注意する事も大切です。

 大切ですが、そこで感情のままに爆発しても生徒に伝わらないと思うんですよね。教師と言う職を選んだ以上は子供に伝わる指導を心がけて欲しいと思います。


 誉めて伸ばすのが正解な子供もいれば、叱って伸びる子供もいる事でしょう。全員に同じ指導と言うのがもう時代に即していないんですよね。

 先生方も大変だとは思いますが、どうかあまり気に病みすぎずに、子供達と真剣に向き合った上で、その人なりの指導を実践して欲しいと思います。

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