任せろ!動きは常に把握しているッ!
最近の世界情勢は本当に混沌としていて全く予断を許しませんよね。先進国とされる主要諸国はみんなどこか危険性を孕んでいます。フランスもイギリスもドイツもアメリカもロシアも……。唯一表面上その兆候が見えない中国だって内部では派閥争いでかなり危うい状況なっているのだとか。中東はテロ組織が暴走しているし、南米は昔から治安が悪いし、アフリカは昔から部族争いが続いているし……。
その中で言えば日本は治安が良くて安全な国と言われています。確かに昔はそうだったのでしょう。鍵をかける習慣のない人は今でも田舎には沢山存在しています。『水と安全はただ』そう言う時代が確かにあったのです。
しかし国際交流が発展し色んな民族や思想が流入してくると、この安全神話も徐々に効力を失っていきます。人は現状に不満を持つと、その不満を打破する新しい考えに惹かれがちです。何とか自分が活躍出来る世界にしたい、自分の心酔した思想を広めたい、その理想をもとに終わらない反抗期を続けているような人も現れてきます。
中には野心を持ってこの国に自分達の思想を広げようとする人、法律よりも自身の主義を優先し、自分達の好きにしようとする人も現れます。
国を破壊しようとする人の行動を止めるのが警察のお役目な訳ですが、破壊しようとする人達も素直にお縄につこうとは考えませんよね。どうにかして警察の目から逃れようとあの手この手を使ってきます。生き延びる為に彼らも必死ですので。
6月9日(※執筆時)、時事通信の取材によると過激派「中核派」が、警察幹部の自宅などを盗聴していた疑いがある事が分かりました。アジトからは多数の自宅住所や電話番号を記した資料が見つかっており、警視庁公安部は同派が警察の動向を把握しようとしていたとみて調べを進めています。
捜査関係者によると、警視庁が昨年1月、東京都北区の非公然アジトを捜索したところ、盗聴器が発見されたそうです。警察庁長官や警視総監を含む多数の幹部の自宅住所や電話番号、私用の携帯電話番号などが記された資料も見つかりました。
中核派とは正式名称を『革命的共産主義者同盟全国委員会』と言って、一言で言えば過激派極左集団です。公安もマークする危ない人達ですね。
彼らの目的は革命を起こし日本を共産国家にする事で、その為には手段を選びません。かつて学生運動を主導し、多くの犯罪行為も行いました。そう言う組織が今でも公然と存在していると言うのが不思議です。
そして中核派の思想の支持者とされる人々は素性を隠し、様々な組織の内部に潜伏しているとみられています。マスコミや警察、政治家などに中核派のシンパがいるとされています。詳しくは検索して調べてみてね!(丸投げ)
そんな危険集団の中核派は1971年の渋谷暴動事件において殺人容疑などで逮捕された大坂正明容疑者をかくまっていたとみられています。最近捕まった人ですね。
警視庁は同日、大坂容疑者を送検しました。調べに対し、容疑者は黙秘を続けているそうです。
革命を目指す集団が盗聴などを通じて政府や警察の動きを常にチェックしている、創作物ではお馴染みのシチュエーションですが、実際に同じ事をしていたのです。彼らならそう言う行為をやっていても何の違和感もありません。むしろやっていて当然と言う気さえします。
こう言う事が出来るのは内部に支持者がいるからなのでしょう。言ってみればスパイですね。創作物だと主人公の味方になってくれたりして時に頼もしい存在ですが、実際の彼らは別に正義の味方でもないでもない訳で――。公安の人には頑張って頂いて情報提供者をバシバシ捕まえて欲しいところです。
今、世界中のアチコチでテロの嵐が吹き荒れておりますが、日本がその嵐の中に巻き込まれませんように。この国の治安がこれ以上乱れない事を願います。
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