私達の未来の景色……
今回も語るべきニュースを選ぶのに難儀しました。基本的にmixiのニュースからここのネタを探しているんですが、もっと別のニュースサイトも参考にした方がいいのかな。ニュースと言えばヤフーニュースが有名ですけど、ヤフーニュースも候補に入れるかなぁ……。
何故mixiニュースからネタを探すかと言うと、ネットコメントの民度が比較的高いからです。ここ、たまにネットコメントを紹介したりもするでしょう。mixiだといいコメントが並ぶ事も多いんですよ。ニュース記事の内容が不完全だと、それを埋める情報が書き込まれたりもしますし。やっぱり個人アカウントと紐づけされているからでしょうか。
民度の低いネットコメントを見ると不快感しか抱きませんからね。某ニュースサイトなんて酷いものですよ。芸能関係のコメントとか否定意見しか並んでいなかったり……(汗)。
と言う訳で散々探してネタを決めたんですけど、今回は淋しいニュースを取り上げる事になりました。犯人が憎いとかそう言う事件ではありません。社会構造の問題と言うか、どうにもならないと言うか、とにかく切ない事件です。
5月6日(※執筆時)、大阪府警は寝たきりの夫(76)に食事を与えずに殺害したとして、同府のアルバイトの妻(73)を殺人容疑で逮捕し、発表しました。
容疑を認め、「介護に疲れ、死んでもいいと思って食事を与えなかった」と供述しています。
署によると、妻は4月下旬から数日間、自宅で、寝たきり状態の夫に食事を与えずに殺害した疑いがあるそうです。
6日午前7時ごろ、妻が署を訪れ、「4~5日間、夫の面倒を見ていない。死んでいると思う」と自首しました。署員が妻の家に駆けつけ、1階の洋間で仰向けに倒れて死亡している夫を発見したそうです。
妻は「夫は認知症で、昨年から寝たきりになり、1人で介護していた」と話しており、府警は司法解剖して夫の死因を調べる方針です。
頑張り過ぎる奥さんだったのでしょう。周りに頼る事も出来ず、限界まで頑張って限界を超えてしまった。その年齢でアルバイトをしていたと言うのにも驚きですが、ならば仕事関係の人脈もあったはず。こうなる前に誰かに相談出来ていれば違う結果もあったかも知れません。
こう言う時の最後の頼みの綱がセーフティネットなのですが、彼女がどこまで理解して頼っていたのだろうという気もしますね。行政サービスを知らずに利用していなかったのかもと思ってしまいます。分かりませんけど。
老々介護は今までも問題になっていましたし、一向に改善する気配がないですよね。今のところ一番の解決策は専用の施設に預けるしかないのが現状です。その施設でも問題のあるところは酷い環境みたいですし、そもそも預けるのにもまずお金が必要です。
だからと言って自宅で介護はよっぽど条件が整っていないと上手く行かない事でしょう。数年の介護でケアする人の精神はボロボロになってしまいます。特に認知症を患ってしまうと……。徘徊する事もありえますし……。
今後もどんどん高齢の人の比率は高くなります。このままだときっとこう言う切ない事件も増えていく事でしょう。私達がその問題に直面する頃までに何かいい方法が見つかっていればいいのですが……。せめて医学の進歩で認知症が克服されればなと思います。
死ぬ時は誰にも迷惑をかけず、寝たきりにもならずに、眠るようにあの世に旅立ちたいものですね。
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