夜は素敵な景色だけど

 今回はニュース記事をざっと眺めてみて、私が語れそうなものがなくて散々悩みました。以前語ったニュースの続報なら並んでいたんですが、個人ルールで同じニュースのネタはメインで語らないって決めてあるので……。

 で、その中で一番語れそうな物を今から書きたいと思います。


 5月5日(※執筆時)神奈川県鎌倉市沖の相模湾で海上が広範囲に赤く染まっているのが確認されました。水温の上昇でプランクトンが異常増殖して海面の色が変わる赤潮とみられます。


 記事には写真も載ってあったんですけど、これがかなり不気味です。赤潮自体はこの海岸で毎年春から夏にかけ見られる自然現象ではあるんですけどね。


 湘南海上保安署によると、5日午後0時半ごろから、鎌倉市から茅ケ崎市沖の約12キロにわたって点在しているのが確認されたそうです。数日前から確認され、5日は特に多かったのだとか。鎌倉市沖は全国有数の海水浴場なので、多くの観光客がこの赤潮を目撃したようです。


 この赤潮、発生するとまず漁業に影響が出るそう。見た目からしてそんな感じがしますよね。ネットコメントによると特に貝への影響が懸念されているようです。

 意外と魚は海の底の方にいるので影響はそんなにないらしいです。


 そしてこの赤潮、夜にはまた別の一面を見せます。


 5月6日(※執筆時)の未明、相模湾に面した神奈川県鎌倉市の海岸で夜光虫が波の刺激で発光し、青白い光が波間にゆらめく幻想的な光景が一面に広がったのです。

 夜光虫はプランクトンの一種。同海岸で昼間赤潮が発生していた事もあり、その赤潮の中に夜光虫が含まれていたと見られます。


 この夜光虫の発光している写真も記事に載っていたのですが、これがすごく幻想的なんですよ。赤潮の原因プランクトンが全て夜光虫なのかどうかは記事に書かれていなかったので、憶測で上の文章は書いているのですけど、海一面を染める青い光から見て、赤潮の原因プランクトンはほぼこの夜光虫で占められているような気がします。


 昼は赤くて、夜は青白いのなーんだ? ってなぞなぞが出来そうなこの現象。季節の風物詩とは言え、異常発生と聞くと何か不安を覚えてしまいますね。

 一番の原因は温暖化によるところが大きいと思うのですが、どうか幻想的な景色と騒がれる程度の影響で済んで欲しいと思います。


 GWと週末が重なってこの景色を見ようと車を走らせる人も多く発生しそうですが、皆さんどうか安全運転で。マナーを守って楽しい思い出を作ってくださいね。

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