盗まれたものは偽物でした
昨日は見事に泥棒にしてやられたニュースをネタにしましたが、今度は逆に間抜けな泥棒の話をネタにしたいと思います。
2日連続で泥棒ネタというのも少し気が引けるのですが、そう言うニュースを目にしてしまったのだから仕方がないのです。
本当は別のニュースをネタにしようと候補は絞ってあったんですよ。それは大学生の急性アルコール中毒のニュースでした。まだこう言う事やってるんですね。彼らの伝統の中では時間が止まっているんだなぁと言う内容で書こうと思っていたんです。
でも寝る前に今回のネタのニュースを見て書かずにはいられなくなりました。こっちの方が面白いと私のネタレーダーが反応したのです。反応してしまった以上、私はその直感に従う事にしました。そんなスタンスで今日も私は記事を書いております。
さ、ベタで無駄な前置きはこの辺にしてとっとと本題に入りますね。
4月18日(※執筆時)、新潟県佐渡市は相川郷土博物館で展示していた金塊のレプリカ5キログラムが盗まれたと発表しました。
盗まれたのは「佐渡金山の金・銀」としてガラス製のショーケース内で展示していた金塊のレプリカ5枚です。
17日の午前0時35分頃、博物館併設の倉庫出入り口に設置していた警報器が作動し、約30分後に警備員が駆け付けたのですが、その時、出入り口の扉ガラスは割られ、金塊がなくなっていたと言う話です。博物館に防犯カメラは設置されていませんでした。
市によるとレプリカは一般的な金属に金メッキを施したもの。展示の説明文に金塊がレプリカだとの記載はなく、犯人は本物の金塊だと思い込み盗んだとみられます。肝心の本物の金塊は別の場所に保管されており、無事でした。
18日時点の金小売り価格は1グラム当たり税込み4902円。盗まれたレプリカがもし本物だったなら全部で2451万円となる計算になります。
市は既に県警に被害届を提出。市の担当者は「レプリカと言えどもガラスが割られて盗まれた事は事実」と怒りをあらわにしているそうです。
盗まれたものは偽物でした。これは泥棒が間抜けですよね。一流の泥棒なら金を手にした瞬間に偽物だと気付いた事でしょう。これは盗みの素人の犯行だな……(パイプスパー)。
しかし警報機を設置しているのに防犯カメラは取り付けいなかったって……博物館の防犯意識が中途半端ですよね。しかも警備員が現場に到着するのに30分って。それだけの時間があったなら物を盗んだ後でも余裕で逃げられそうです。
犯行が真夜中って言うのもあったのかも知れませんが、頑張ってもっと早くに着いていれば犯人の姿くらいは拝めたかも知れません。仕方ないですけどね。
何にせよ不幸中の幸いは盗まれたのが本物ではなかったと言う事です。こう言う時の為を想定していたのか、元から本物を展示しない事になっていたのか、それは分かりません。
けれどそのおかげで被害は最小限に抑えられたのですから大したものですよね。今頃犯人は換金しようとしたら偽物だと気付いて憤慨している事でしょう。残念!
展示はしていなかったにせよ、本物の金塊も博物館内にあったようで、そちらが無事で本当に良かったです。ただ、騙された犯人が次こそその本物を狙おうと再度盗みに来るかも知れません。今こそ博物館には監視カメラの設置をして欲しいところですね。何かあってからでは遅いですから。
この事件、レプリカですって表示していたら起こっていなかったかも知れません。普通に考えて警備ガバガバなところに本物の金塊を展示していると思う方が考えが甘い訳ですが。それにしても、人の欲望と言うのは愚かで哀しいものですね。
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