第2話 豪華 ごうか
「さすがに今日は……いねぇな」
だが、今までの行動を考えると、こんな時間にこの『
思い返してみると以前。あれは確か『
その時。最初は俺が話していたが、最終的には『あの人』が現れた……という事があった。
あの時は、特に何事もなかったが、今は状況が違う。
あの人も何かしら『理由』がなければ、こんなところに来るはずがない。それくらいこの場所に来る……という事には『理由』が必要な気がする。
そもそもここに来る理由は、『品モノの
考えてみるとこんな『
ここ最近、思い返してみても十回ぐらいはここ最近はこの場所でその姿を見ている。
「……ん? そういえば」
実は昨日、
でも、
「……あった」
以前にも物色はしていたが、その時と比べると、やはり品物の位置も
「いや、そもそも俺。そんなにここに来ねぇし」
そう、俺は大体自分の部屋で修理や修繕をしている『インドア人間』だ。つまり、自分の部屋からほぼほぼ出ない。
「つーか、なんだ? コレ?」
一応コレが何か……とは聞いている。
そして、コレがかなり『
「いや、聞いてはいたけどよ」
まさか、こんな
その箱は、
「しかもコレ。漆塗りじゃねぇか?」
手に伝わる感触は、完全に『漆塗り』だ。どう考えても、ただの箱に
つまり、
この仰々しさと豪華さを考えるとやはりコレは『品モノ』は、普通の商品ではない……という事になるのだろう。
「そんで、コレの中身は確か
あまりの『箱の豪華さ』に驚きながらも、俺はその箱の中身を確認するために、ゆっくりと……箱の
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