嘘と本当

嘘の無いことが

正直であるとは限らなくて


嘘をつくことが

裏切りであるとは限らなくて


偽りの無いことが

幸せであるとは限らなくて


偽りを生きることが

不幸であるとは限らなくて


嘘と本当を

両手の中で混ぜながら

わたしは昼と夜を歩く


本当と嘘を

両足に絡めながら

わたしは今日を歩く

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